昼間はまだまだ暑いですが、朝晩はだいぶ秋らしくなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、先月のまとめとして、8月に発売された作品の中から面白かったもの、良くも悪くも印象に残ったものを紹介します。
新規タイトル 第1巻
蟲籠奇譚
虫嫌いな女子高生と、マッドな生物部部長による虫コメディ。
ホラーっぽい表紙とタイトルですが、かなりギャグ色の濃い愉快な作品です。
それでいて絵柄に違わぬ、どこか不穏な空気も感じられる独特な世界観が魅力的。
生物部部長と園芸部部長による変態同士の知的な罵り合いの中に散りばめられた雑学や、合間に挟まれる虫の生態の解説など、豆知識系も豊富で見どころ満載です。
新九郎、奔る!
戦国大名の先駆け、北条早雲の生涯を描く歴史作品。
人間関係が複雑なうえに、最初から大量に登場人物が出てくるので理解が追い付かないまま話が進んでいきます。
それでも理解しきれずともグイグイ読ませる力があり、そしてもう一度読み返す気にさせるところは、さすが巨匠たる所以でしょうか。
新刊が出るたびに1巻から読み直さないと付いて行けないパターンになりそうなので、刊行ペースを速くしてくれると嬉しいですね。
男子高校生を養いたいお姉さんの話
両親が多額の借金を残して蒸発した男子高校生と、彼を助けたお隣のお姉さんの同居コメディ。
ちょっとストーカー入ってるけど、そんなこと気にならないくらい、可愛くて巨乳で経済力もあるお姉さん。羨ましい、それ以外の感想が出てきませんね。
どこかにオッサンを養いたい奇特なお姉さんはいないものか…。
はしっこアンサンブル
工業高校で合唱部を作ろうとする野郎共のお話。
面白かったですが、工業高校出身として気になったことがひとつ。
工業高校にあんなに可愛い女子はいません!というか女子そのものがいません!
特に機械科なんて全学年・全クラス合わせても1人もいなかったですね。
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
母親同伴の異世界コメディ、のコミック版。
チートなお母さんが無双する話かと思ったら全然そんなことなくて、自慢の攻撃力を披露するシーンはほとんど無し。キャラの掛け合いが中心のギャグっぽい内容でした。
それはそれで全然ありなんですが、残念ながらそのギャグの部分が私には合わず…。
既存タイトル 新刊
少女ファイト 15巻
相変わらずの面白さ。
ただ、バレー以外の人間ドラマの比重が大きくなり過ぎてるのが気になるところ。
それがこの作品の特色であり醍醐味であることは重々承知しているつもりですが、登場人物の人間的な成長よりもプレイヤーとしての成長を、そして試合内容そのものを純粋に楽しみたいというのが正直な感想です。
現実主義勇者の王国再建記 2巻
剣と魔法の世界ながら、1巻につづいて派手な戦争・戦闘シーンなどが無い内政内政な内容ですが、そこが面白い。
そして重要なのは、この世界では一夫多妻も認められているという話が出てきたこと。
せっかくの異世界、そして権力のある立場になったわけですから、やっぱりこうでないとね。可愛い娘が多くて一人選ぶのは無理ですし。
個別に記事を書いたもの
腐女子交流記 1巻
彼女とつーぴー
愛してるって言わなきゃ、死ぬ。
先月のまとめ