電子コミックスと紙の単行本の売り上げがついに逆転するなど、電子書籍が漫画市場を席捲する昨今。
そんな中でも、紙媒体至上主義の私は未だに紙の本100%で漫画ライフを送っているのですが、そこで大きな問題となってくるのが漫画の保管場所です。
ニワトリ小屋のごとき小さな部屋に住んでいる貧乏人としては、漫画のために割けるスペースはせいぜい2000~3000冊程度。肩身の狭い思いをしながら実家にも置かせてもらってはいますが、増え続ける漫画を全て保管するというのは不可能です。
ふぇぇ…
増え続ける漫画のせいで足の踏み場も無いよぅ…。
これはもう売るか捨てるかの2択しかないわね。
しょうがない…。
ちょっとブッ〇オフ行ってくるわ。
待ちなさい。
本を売る=ブッ〇オフというのは早計よ。買い取り業者は他にも色々あるわ。
私も以前はブッ〇オフの最寄りの店舗に持って行ってましたが、
- 店頭でのやり取りが面倒。
- ダンボール1箱分でも、査定でそれなりの時間待たされる。
- 便所紙と交換した方がマシなんじゃないか、という値段で買い叩かれる。
- 店員に「ふーん、コイツこんな漫画読んでんだ…ニヤニヤ」と思われるのが恥ずかしい。(自意識過剰)
などの理由により、数年前からインターネット買取専門のネットオフを利用するようになりました。
宅配買取サービスは他にも色々ありますが、なぜネットオフにしたかと言うと評判や口コミを見て一番良さそうに感じたから。
今回は実際にネットオフを利用した時に私が感じた注意点などを述べたいと思います。
ネットオフの特徴
ネットオフは名前の通りネット専門なので、買い取ってもらいたい漫画はダンボールに詰めて送ることになります。
なので「自宅集荷」を選べば家から一歩も出ることなく漫画を売ることができますし、梱包用のダンボールが無ければ無料で送ってきてくれます。もちろん送料、買取金額の振込手数料はかかりません。
至れり尽くせりといった感じですが、このへんのサービスはどの買い取り業者も似たようなことをやっているのでアドバンテージにはならないですかね。
買取価格について
私は漫画を売る時は「捨てるよりはマシ」くらいの考えなので値段よりは利便性の方を重視しますが、それでも高く買い取ってくれるに越したことはありません。
ネットオフの買取価格の特徴として、2つの「買取価格保証」があります。
申込時の買取価格を保証してくれる
申し込んでから実際に商品を査定するまでの期間に買取価格の相場が下がったとしても、申し込んだ時点の買取価格で買い取ってくれます。
また、逆に申し込んでから査定までの間に買い取り価格が上がった場合は、その期間内の最高額で買い取ってくれます。
ただ、申込み日から17日経過してそれ以降に到着した商品は買取価格保証の対象外となるらしいので注意してください。
定価の50%以上での買取を保証してくれる
個人的に一番大きいと思っているのがこの50%以上保証です。
発売日から1ヶ月以内の漫画であれば、どんな作品でも定価の50%以上の価格で買い取ってくれます。
新刊コーナーを我が物顔で占拠している有名作・話題作は?
もちろん定価の50%以上で買い取ってくれるわ。
平積みされることなく1冊だけ棚にブッ刺さってるマイナー作も?
定価の50%以上で買い取ってくれるわ。
マジかよ…コイツはスゲエぜ!
ただし本の状態が悪いと対象外になるから、本の扱いは丁寧にね。
あと、なぜかBL作品も対象外になってるわ。腐女子にケンカ売ってんのかしら…。
新刊をジャケ買いしているとハズレを引いてしまうことも少なくありませんが、このサービスを利用すればダメージを最小限に抑えることができますね。
ただ、発売から年月の経った古い作品に関してはブッ〇オフと同等か、下手をすればそれ以下の鬼畜な値段で買い叩かれるので、そこは覚悟してください。
ネットオフ利用時の注意点
買取方法は公式に詳しく書いてあるのでそちらを参考にしてもらうとして、ここからは実際に利用して感じた注意点などを述べていきます。
じゃあいつ売るの?今じゃないでしょ!
ここまで読んでもらった時点で
ほへー、なるほど。
ネットオフね。いっちょ試してみっか!
という方がいらっしゃるかもしれませんが、慌てて申し込んではいけません。
ネットオフは定期的に「買取価格20%アップ」または「買取価格30%アップ」というキャンペーンを実施しているので、その時を狙って申し込むようにします。
けっこう頻繁にやっているので、焦らずチャンスの時を待ちましょう。
申し込み時の注意
申し込みページには当然ながら住所や氏名を入力していく欄があるわけですが、それと同時にクーポン番号を入力する欄があります。
上記の買取価格20~30%アップの実施期間中でも、ここに適切なクーポン番号を入力しないと適用されないので注意しましょう。
クーポン番号は手打ちでもいいですし、買取価格20~30%アップのバナーを踏んで申込画面に入った場合は自動的に入力されています。
荷物の発送方法について
申し込みが終わったら、注意事項をよく読みながらダンボールに漫画を詰めて準備をしましょう。
商品送付書を入れるのを忘れないように気を付けます。
漫画だけでなくゲーム・CD・DVD/BRも一緒に買い取ってもらえるので、不要なものがあればついでに梱包するのもあり。
自宅集荷の場合
「ご自宅集荷」を選んだ場合は、申込時に指定した集荷希望日時に宅配業者が自宅まで引き取りに来てくれます。
配送先を印字済みの着払い伝票を持ってきてくれるので、自分で記入する必要もありません。その伝票を貼って荷物を渡すだけです。
注意点と言うほどのものでもないですが、まれに指定した時間を間違えてフライング訪問してくる慌てん坊な配達員さんもいるので、梱包は余裕をもって終わらせておいた方がいいかもしれません。
向こうに落ち度があるとはいえ、二度手間になるのは気の毒ですからね。
コンビニ持ち込みの場合
自宅集荷より若干手間はかかりますが、「クロネコヤマト宅急便」を扱っているコンビニから荷物を送ることもできます。
コンビニのレジに荷物を持って行き、店員に「これを着払いで送りたいんですけど…」と言えば着払い配送伝票を渡されるので必要事項を記入します。
その時に記入する送り先が「○○県○○市××町」ではなく「ヤマト運輸 三河物流システム支店気付 センターコード:053-600」という見慣れないものなので、店員さんによっては、
え…これでホントに届きますか?
みたいな、不安そうな反応をされることがありますが、ちゃんと届くのでご安心を。
大丈夫です。届きます!
と自信を持って答えて、店員さんの笑顔を取り戻しましょう。
なお、自宅集荷と違って自分で伝票を書く必要があります。
また、店員さんが入力作業をする必要があるのでレジ先で少々時間がかかったりします。
お昼時などコンビニが忙しい時に持っていくと、他のお客さんに白い目で見られること必至なので、なるべくコンビニが空いてそうな時間帯に(私みたいにメンタルが弱い人は特に)持って行くようにしましょう。
発送後~振込まで
買い取ってもらう荷物を発送してから数日後、無事にネットオフに届くと「商品到着のお知らせ」というメールが届き、そこから査定に入ります。
査定からのスピード入金をウリのひとつにしているネットオフですが、確かに査定完了から入金までの時間は短いかもしれませんが、肝心の査定自体は遅い(一週間以上かかることも)ので、ここは気長に待つしかありません。
査定が終わると「査定結果のご案内」というメールが来ます。
メールにはざっくりとした査定結果しか書いてないので、どの作品にどのくらいの値段が付いたかをチェックする場合はマイページを参照します。
これで買い取り額に納得いけば承認を、納得いかなければ返送してもらうこともできますが、その場合の返送料は自己負担なので注意してください。
また、申込時に「自動承認」を選択していた場合は、査定完了後に自動で承認扱いとなります。
承認すれば後日、指定した口座に入金されているはずなので、これにて取引は完了です。
最後に
いかがでしょうか。少しはネットオフに興味を持ってもらえたでしょうか。
とはいえ、私は別にネットオフの回し者でも何でもありません。
もっと良い買取サービスがあれば、いつでも寝返る準備はあるので、「こっちの方がいいよ」というのがあれば教えて頂けると幸いです。