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『このマンガがすごい!2020』オンナ編ランキングTOP10の作品を全て読んでみた

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少し前に『このマンガがすごい!2020』のオトコ編でTOP10にランクインした全作品の1巻を読んでみる、という企画の記事を書きました。

そのおかげで見逃していた良作に出会えたので、今回はオンナ編でTOP10にランクインした全作品の1巻を読んでみることにしました。

オトコ編に比べて軒並み低めの評価となりましたが、あくまで私の主観なのでご容赦ください。

1位 さよならミニスカート / 牧野あおい

評価:★★☆☆☆

握手会の傷害事件で引退したアイドルというセンセーショナルな題材で、お気楽なラブコメや日常物が好きな私にとっては不快感しか残らない作品でした。
女の子をエロい目でしか見ていない下品な男が多数登場し、さながらビチグソ野郎の博覧会といった様相。
カワイイ女の子が辛い目に遭うばかりで、読んでてめっちゃしんどかったです。

作者さんのインタビューも読みましたが、女性の視点で見た世の中ってこんな感じなのかとゾッとしました。

男ってゴミだな。この世から消えて無くなればいいのに!
……オレ以外。

お前は消えるべき筆頭だよ。

純粋に漫画としては面白くないわけでも無いんですが、私のようなオッサンが読む作品でもないかなぁって感じです。

 

2位 夢中さ、きみに。 / 和山やま

評価:★★★★☆

表紙を見た時は、昭和の木造校舎が舞台の恋愛物を勝手に想像していました。
なので読むのが憂鬱だったんですが、実際は私好みなゆるい空気感のコメディでかなり面白かったです。

ただ一つだけ致命的な問題点がありまして。
それはあからさまではないものの、そこはかとなくBL臭が漂ってくることです。
多くの人にとっては気にならないレベルだとは思うんですが、BLアレルギー気味な私からすると

あれ?
今、臭いましたよね?

と、引っかかる場面が何度かありました。
これが女子校が舞台で、漂ってくるのが百合の香りであれば、文句なしの星5つでした。

 

3位 あした死ぬには、 / 雁須磨子

評価:★★☆☆☆

お仕事系…というわけではありませんが、仕事の話が頻繁に出てきます。
仕事のこととか現実のイヤなことを忘れて漫画を読んでいたい私としては、なかなかキツい内容でした。

そして何より問題なのは、年齢が私のちょい上くらいのオバサンがヒロインなこと。

オバサンの日常なんぞ見て何が楽しいんじゃー!!

というのもありますが、それ以上に加齢による肉体の衰えや先行きの不安など、こちらも現実に引き戻される要素が盛りだくさんで勘弁してくれって感じでした。
男の私でこれですから、同世代の女性が読んだら死んでしまうんじゃなかろうか。

ただ、多子さんと三月ちゃんの会話は好きなので、この作者さんの明るい作品があるなら読んでみたいですね。

 

4位 ミステリと言う勿れ / 田村由美

評価:★★★★★

めっちゃ面白い!
そして主人公の整くんがカッコいい!

こういう飄々とした雰囲気で感情を表に出さず、頭も回って口も回る男に憧れます。
私もこうありたいものですが、かろうじて見た目がちょっと似てる(天パとか)くらいでしょうか。ここまでボンバってはいませんがね。

友達がいないってところも同じじゃん?

おいやめとけ、泣くぞ。

屁理屈製造マシンの整くんに好感が持てるか、それともウザいと感じるかで評価が真っ二つに割れそうな作品ですが、私はもう整さんの信者になりました。
間違いなく続きも買います。
そして整様の説法に聞き惚れたいと思います。

 

5位 心臓 / 奥田亜紀子

評価:★☆☆☆☆

オトコ編の『ロボ・サピエンス前史』『有害無罪玩具』とは毛色は違いますが、こちらもアホには理解できない系の作品です。
つまり私には理解が出来ないということなので、当然ながら面白いはずがありません。

それに加えて前述の2作品には無かった不快感まで感じてしまい、オトコ編からオンナ編のここまで読んできた中で最も読むのが苦痛でした。

「ニューハワイ」のたかしを殴りたいんだが。

奇遇だな。俺もだ。

全編通してヘビーな話ばかりで、かと思えば黄色いページのワケ分からん話もあったりで、ただひたすらしんどかったです。 

 

6位 ポーの一族 ユニコーン / 萩尾望都

評価:★☆☆☆☆

5位の『心臓』で「最も読むのが苦痛でした」なんて書きましたが、その直後に更新されるとは。
「ポーの一族」というシリーズの続編ということで、初見の私が読んでも多分つまらないだろうなと覚悟はしてましたが予想以上でした。

話に付いていけないのはもちろんですが、お耽美な雰囲気にどうしても入って行けませんでした。
印象に残ったのは、

美形揃いの中に、やけにブサイクなのがいるな。

ぐらいです。
ダイモンでしたっけ?他のキャラの3個分くらいある鼻の大きさが気になってしょうがなかったです。

  

7位 てだれもんら / 中野シズカ

評価:★☆☆☆☆

読むのがしんどい作品が続きます。
辛気臭い空気感と耐えがたいほどのBL臭、そして唐突にブッ込まれるファンタジー要素。私の苦手な要素がたくさん詰まった作品でした。

上の2作品のような「わけわからん感」こそ無かったものの、そのぶんシンプルにつまらないと感じてしまいました。

男2人が一つの布団で寝てたのはちょっと……。

俺たちが読むにはキツい描写が多いわな。

絵に関しても、やたらアーティスティックに感じるところもあれば、登場人物の見分けがつかなかったりで、上手いのか下手なのか何とも言えない感じでした。

 

8位 裸一貫!つづ井さん / つづ井

評価:★★★☆☆

TOP10のラインナップを見た時はこの作品が一番面白そうだと思ってたんですが、期待したほどには面白くなかったです。
てっきりシュールなギャグ漫画かと思ったんですが、つづ井さんの愉快な日常を綴ったエッセー漫画でした。

つづ井さんの生態はシュールと言えばシュールだろ。

毎日楽しそうで羨ましいわね。

期待値を下回ったとは言え、そこそこ楽しめたのは事実です。
つづ井さんのお友達も含めてみんな愉快なキャラですし、今後も仲良く元気にハジけてほしいです。

 

8位 ゆりあ先生の赤い糸 / 入江喜和

評価:★★☆☆☆

これは何と言うか……強烈でした。
ヒロインのゆりあさんが50歳のオバサンというのも衝撃ですが、その旦那が28歳の男と不倫しているというのがもう……。
無精ヒゲの小汚いオッサンとアラサー男のキスシーンとか、いったい誰得なんでしょうか。

オ、オエー……。
今夜は悪夢にうなされそうだ。

色々とカルチャーショックではありましたが、ゆりあさんのキャラのおかげもあって漫画としては意外と楽しく読めました
これ以上は私の精神がもたないので続きは読めませんけどね。

  

10位 違国日記 / ヤマシタトモコ

評価:★★★★☆

ここまでアクの強い作品が続いた分、すごく読みやすくてスルスルいけました
ヒロインとして普通の女子高生が出てくることが、こんなにありがたいと感じたのは初めてです。

あー、朝ちゃん可愛い。
癒されるぅ……。

タイトルと表紙から、日本の女子高生がベトナムで暮らす話(槙生さんがアオザイ着てるように見えた)かと思ってたんですが、年齢差のある女の子2人が一緒に暮らす話でした。

ちょっとビターな背景はあるものの、今のところシリアスになり過ぎないちょうどいい塩梅です。
あとは男がどこまで絡んでくるかが問題。
それ如何によって2巻以降も読むかどうかを決めたいところですが……。

 

まとめ

オトコ編とオンナ編、合わせて20作品を私の好みで順位を付けたらこんな感じになります。

1位 水は海に向かって流れる
2位 ミステリと言う勿れ
3位 スキップとローファー
4位 僕の心のヤバイやつ
5位 夢中さ、きみに。
6位 SPY×FAMILY
7位 違国日記
8位 裸一貫!つづ井さん
9位 王様ランキング
10位 パンダ探偵社
11位 チェンソーマン
12位 鬼滅の刃
13位 あした死ぬには、
14位 ゆりあ先生の赤い糸
15位 さよならミニスカート
16位 有害無罪玩具
17位 ロボ・サピエンス前史
18位 心臓
19位 てだれもんら
20位 ポーの一族 ユニコーン

青文字がオトコ編の作品で赤文字がオンナ編の作品です。

昨今では男性向けの漫画と女性向けの漫画の境界が曖昧になり、ランキングをオトコ編オンナ編で分ける必要は無いんじゃないかという意見もよく目にします。

しかし個人的にはオンナ編の作品には特有の空気を感じることが多く、それが苦手だったりすることも多いので、分けるのは妥当な判断なんじゃないかなと思いました。

で、オンナ編の作品を読んでみての感想ですが、自分に合わないものを読むときの苦しさはオトコ編の比ではないという印象です。
特に男同士の友情を超えた感情が描かれていることに関しては、やはりキツいものがありました。

全体的には漫画を楽しむというより苦痛な作業と感じることが多かったですが、『ミステリと言う勿れ』という素晴らしい作品に出会えたので、オンナ編を読んでみて後悔はしてないです。
これを書いてる時点で最新刊まで揃えてしまいましたからね。

なかなか女性向けの作品まではフォローできないですが、探せば自分に合う作品もまだまだ見つかるんだろうなと思いました。

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