10月とは思えない暑さですけど、一体どうなっとるんでしょうか。
2019年9月に発売された漫画の中から特に印象に残った作品を、感想を交えて紹介します。(順番は発売日順であり、面白かった順ではありません。)
新規タイトル
隣の部屋から喘ぎ声がするんですけど… / 鈴木先輩
百合カップルのお隣さんに翻弄される田舎娘を描いたお色気百合コメディ。
女の子は可愛くギャグも笑えて、そしてエロ過ぎない程よいエロさ。タイトルから受けるイメージよりも読みやすい作品です。
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リサの食べられない食卓 / 黒郷ほとり
リサお嬢様は吸血鬼。
美味しい血を飲むために、まずは美味しい料理で人間の心を満たそうとしますが、お嬢様は料理が苦手で……。
吸血鬼 + 料理 + SFと、色んな要素が混ざり合った作品。
出だしはちょっと不思議なハートフル系の日常物っぽいですが、背後にはSFチックで壮大な世界観が潜んでいるようです。
今後はそのあたりを前面に押し出してくるのか、それともメインはあくまで日常物を貫くのか。
どうなるかは分かりませんが、とりあえずリサお嬢様は可愛いです。
異世界帰りの勇者が現代最強! / さめだ小判
異世界に飛ばされ勇者となり、魔王を倒した高校生・森下大樹。
役目を終えて現代に帰還した彼は平穏に過ごすつもりでしたが、学校に潜伏しながら人知れず妖魔と戦っている美少女たちに目を付けられて……?
異世界で勇者となった高校男子がチート能力を維持したまま現代に帰還して無双する、コメディー強めなファンタジー。
本作の魅力はストーリーよりも、個性が強烈すぎるキャラクターたち。
割とどうしようもない人格破綻者ばかりなので好みは分かれそうですが、エキセントリックな言動が面白くて個人的にはけっこう好きです。
特に輝夜センパイがお気に入り。口が悪いわヤンデレ入ってるわで超カワイイです。
#世界#映え殺し#ツアーズ / 五箇野人
何よりもSNS映えを優先する海外かぶれのイマドキ女子・コムギちゃんと、旅行社を営む外国人のミューさん。
世界各国のディープな部分を知るミューさんは本物の「映え」をコムギちゃん教え込み、ありふれた価値観を殺しにかかるのでした。
作者さんが海外で撮影して来た、とっておきの写真(主にネタ写真)を活かした半ノンフィクション的なコメディ漫画です。
日本を徹底的に下げるコムギちゃんと、本心はともかく諸外国をバカにしているように見えるミューさん。
インスタ女子を含めて全方位にケンカを売ってるような内容ですが、二人の毒舌合戦が面白かったです。
しかしコムギちゃんのような女の子が実際目の前にいたらイラっとくるでしょうね。
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい / キドジロウ
ただ純粋におパンツが見たいお坊ちゃまの奮闘を描いたラブコメ。
微妙にタイトルと内容が噛み合ってない気がしますが、おパンツ見ることは変わりないので問題ないか。
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裸のるーくん / 青目槙斗
両親の再婚で姉弟になった、女子高生の雛と小学生のるーくん。
親の前では猫を被ってるるーくんですが、姉に対しては弟の立場を利用してやりたい放題なのでした。
変態小学生・るーくんが無双する強制猥褻ギャグコメディー。
試し読みで面白かったので購入。
しかし読み進めると、るーくんの犯罪レベルの行き過ぎた行動に不快感の方が勝りました。
それでも破壊力のあるギャグに魅力を感じるのもまた事実。今後読み続けるかどうか判断に迷うところです。
ざつ旅 -That's Journey- / 石坂ケンタ
漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちか。
持って行ったネームの全てがボツになって心が折れた彼女は、気分転換の旅に出かけます。
雑な計画で行き当たりばったりな旅をする女子大生の旅模様。
起伏のあるストーリーというわけでもない。風景に魅せられるほど絵が綺麗というわけでもない。それでも不思議と読んでしまう魅力がある、気楽に楽しめる作品です。
1日1話みたいな感じで、ゆっくり読むのがオススメ。
既存タイトル 新刊
ぼくたちは勉強ができない 13巻 / 筒井 大志
今巻はあすみ先輩のターン。
にもかかわらず、真冬先生の回しか印象に残ってません。
もう真冬先生以外には興味が持てない体になってしまったようです。
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ハイキュー!! 39巻 / 古舘 春一
eBookJapan で12巻まで無料で読めたのをきっかけに、39巻までイッキに読んでしまいました。
腐女子御用達の作品という先入観があったのであんまり期待していなかったんですが、しっかりとしたスポーツ漫画でかなり面白いです。
トーナメントで勝ち進んでいるので当然なんですが、試合に次ぐ試合で若干食傷気味なのも事実。それでも読ませるんですから大したもんです。
足芸少女こむらさん 2巻 / 灰刃ねむみ
一巻の時から薄々気が付いていましたが、足フェチ要素にごまかされているものの単純にラブコメとして評すると普通の面白さです。
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賢者の孫 12巻 / 緒方俊輔
創神教の教皇様が登場し、シンにとって初めての障害になり得るかなと思ったら……。やっぱり偉い人はみんなシン君の味方のようです。
相も変わらずな都合の良い展開に軽い頭痛を覚えますが、このぬるま湯加減こそが「孫」クオリティ。この作品はこれで良いんです!
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欅姉妹の四季 3巻 / 大槻一翔
個人的には嬉しいですけど、今巻は少々乳首の安売りが過ぎたように思います。
過剰なエロはこの作品には似合わない気がします。さりげなくフェチ臭さを感じる……それくらいでちょうど良いんですよ。
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まとめ
新規タイトルで一番印象に残っているのは『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』です。
やってることはバカバカしいことこの上ないですが、漫画としてはかなり完成度が高いと思います。
既存タイトルでは、何と言っても『ハイキュー!!』ですね。
今までは完全に食わず嫌いで全く良いイメージが無かったんですが、無料で読めたのをきっかけに全巻揃えてしまいました。
12巻まで無料で読めるなんて(今はもうやってないみたい)ずいぶん気前がいいですが、私のような人間を取り込むにはいい方法なのかもしれませんね。
それも作品に魅力があってこそ出来ることなんでしょうけど。
先月のまとめwww.torimomo-manga.com