一石二万鳥

漫画の紹介・感想を中心にゲームやプラモのことを書くブログ

『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』1巻 | お坊ちゃまはパンツに夢中

 

 

作品概要

タイトル:嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい ~余はパンツが見たいぞ~
著者:キドジロウ / 漫画  40原 / 原作  新木伸 / 脚本
出版社:集英社(ヤングジャンプコミックス)
巻数:1巻(以下続刊)


突如として「パンツを見たい」という衝動に駆られた天才お坊ちゃまが、目的達成のために苦心するおパンツラブコメ

 

 

あらすじ

17歳の高校男子・豪徳寺一声(ごうとくじ イッセー)は、若くして財閥の当主を継いだお坊ちゃま。
常に冷静沈着な彼がある日突然「おパンツが見たい……」という、未知の衝動に駆られます

天才だけど常識に欠けるイッセーは、乙女にとってパンツを見せるという行為がどういうものか全く理解してなくて、お付きのメイド・伊藤ちとせに「余はパンツが見たいぞ」と、紅茶を所望するのと同じ感覚で命じますが……?

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出典:キドジロウ 著『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』1巻 / 集英社

 

 

感想(ネタバレ度:中)

全てはおパンツのために

ちとせのパンツを見て以降、クラスメイトの藤野咲子(ふじの ニコ)のパンツも見たくなったイッセーお坊ちゃま。
ちとせの時と同じく単刀直入にパンツを所望しますが、当然受け入れられるわけも無く平手打ちを喰らってしまいます。

ちとせと同じように頼んだのにパンツが見れなかったことが理解できないイッセーはちとせに相談し、「パンツを見せてもらいたければ好感度を上げろ」との助言を得ます。

これ以降
「恋愛ゲームのように攻略対象(パンツを見せてもらいたい女性)の好感度を上げるべく奮闘」 → 「好感度が上がりまくり、普通なら告白のタイミングでパンツ見せてとお願いする」 → 「あきれた女の子がパンツ見せてハッピーエンド?」
この流れの繰り返しで話が進んで行きます。

ジャンル的にはかなりコメディ寄りのラブコメといった感じで、こういうの私は大好物です。

 

パンツのためなら異世界だって

今のところ一人の女性を数話かけて攻略していくというパターンになってます。
1話完結ならぬ数話完結といった感じですね。

ゆくゆくはそれまでに攻略した女性たちが全員関わってくるような、大きな話にも期待したいです。

「天下一パンツ会」みたいな展開、あると思います。

いや、無いでしょ。


ちょっとだけ不満だったのは、攻略1人目がクラスメイトで2人目が本屋の店員、そこまでは良かったんですが3人目は冥界の女神様で突然異世界編が始まってしまうことです。
異世界がイヤと言うわけではなくて、個人的には2巻くらいまでは日常パンツを楽しんでから、3巻あたりで異世界パンツに進んでほしかったです。ちょっとイレギュラーの発生が早すぎというか。

もちろんこの異世界編をここに入れるべき理由が何かあるのかもしれませんけどね。

この女神様、普通のパンツじゃなさそうだよな。

フンドシの類が似合いそうよね。

そのあたりに何か重大なポイントがあるのかもしれんな……。


女性の下着はパンツ一択ではない。
イッセーがその事実をこのタイミングで知ることに意味があるから、あえて早めの異世界編なのかも。
……というのは考えすぎですかね。

 

パンツの質にこだわる

絵柄に関しては、特別キレイとか上手いという印象は無いですが、パンツを見せる時の女の子の嫌そうな顔や腰回りのエロさなどは見ごたえがあります

特筆すべきはパンツの描写で、特に本屋の店員・詩織さんの「洗濯を繰り返した安物パンツ」は、それまでに出てきた2人のパンツに比べて明らかに薄そうな質感が表現されていて感心しました。

ちとせはワンポイントリボンの純白パンツ。

ニコちゃんは紫のストライプだったわね。

どちらも良いものだった。
だが……詩織の生活感溢れる、くたびれパンツは格別だな!


タイトルに「パンツ」を入れる以上、それなりのパンツを提供しなければいけないというプレッシャーもあるかと思われます。
そんな中で及第点以上のパンツ描写と言えるんじゃないでしょうか。

 

天才イッセー

主人公のイッセーお坊ちゃまに関してですが、金持ちな上に勉強も出来て運動神経も抜群、そして顔も良しと超ハイスペックです。

読む前は権力を笠にして「嫌がる女の子のパンツを見て興奮する鬼畜系変態」なのかと思ってましたが、実際は「純粋にパンツが見たいだけの天然ピュア系変態」でした。
性欲とはまた違う感じの、興味を持ったことがたまたま変態行為だったというか。

タイトルは「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい」ですが、イッセーは別に「嫌な顔」と「パンツ」をセットで見たいわけでは無く、パンツ目的で乙女心を弄ばれた女の子が怒り・落胆・軽蔑など色んな感情が入り混じって結果的に「嫌な顔」になる、そんな感じです。

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出典:キドジロウ 著『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』1巻 / 集英社

女の子からしてみれば、めちゃくちゃ良い雰囲気になったところで「おパンツ見せて」ですからね。
理由は何であれクソ野郎であることに変わりはないのかもしれませんが。

ただ、イッセーに悪意が全くないことを分かっているためか、その後の関係もなんだかんだで良好なようです。

 

 

まとめ

読む前はしょうもないお色気漫画だろうと全く期待していなかったんですが、バカバカしさの中にもしっかりとしたラブコメ要素もある良作でした。

女の子は可愛いし主人公の好感度も高い、そして笑える上にパンツも堪能できるという満足度の高い一冊です。かなりオススメ。

総合評価:★★★★☆ 

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