萌え漫画中毒隔離病棟

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ずっとドS女子のターン『イジらないで、長瀞さん』1~2巻 感想

イジらないで、長瀞さん (1~2巻)
講談社 少年マガジンKC
著者:ナナシ

気弱なドM男子(高2)が後輩のドS女子(高1)に一方的にイジられまくりながらお互いドキドキしちゃう、ちょっと歪んだ関係を描いたラブコメディです。

 

獲物を捕らえたドS女子

放課後の図書室でうっかり自作の漫画をブチ撒けてしまい、その場にたむろしていたギャル軍団に漫画を読まれてバカにされまくった、主人公の内気なメガネ男子(名前不明)。この一件でギャル軍団の中の1人・長瀞(ながとろ)さんに目を付けられた彼は、ことあるごとに長瀞さんにイジられる高校生活を送ることになってしまうのでした。

男子が女子にイジられるといえば、アニメ化もされた『からかい上手の高木さん』を思い浮かべる方も多いはず。この2作品を比較すると、高木さんの方は全体的にほのぼのした雰囲気なのに対し、長瀞さんの方は容赦無い罵声を浴びせて相手の心を折りにかかり、泣き出したメガネ君の顔を見ては恍惚の表情を浮かべるという、ちょっぴり陰惨で倒錯的な雰囲気です。

それから高木さんが中学生なのに対して長瀞さんは高校生ということもあってか、性的な表現や下ネタが目立ちます。簡単に言うと、『からかい上手の高木さん』のS成分を増量してお色気成分を加えたものが『イジらないで、長瀞さん』って感じですかね。

どちらが面白いかは好みの問題ね。

ポテトチップスで例えるなら、万人受けする「うすしお」の高木さん、熱狂的ファンがいる「コンソメパンチ」の長瀞さんって感じだな。

似てるようで味わいの違う2作品ですが、私はどっちも好きですね。

 

褐色の美少女

ヒロインのドS女子・長瀞さんはメガネ君の1つ下の後輩であり、着崩したシャツに短いスカート、そして褐色の肌が魅力的な女の子です。足フェチとしては素足履きなのも見逃せないポイント。上履きのカカトを踏んで履いてたらさらに良かったかもしれません。

ちなみに肌の色は地黒ではなくて日焼けのようです。1巻おまけの入浴シーンで水着の型がくっきり付いていたので長瀞さんは水泳部なのかと思いましたが、その割には放課後ヒマそうだし、2巻では水泳部に助っ人を頼まれたと言っていたので、少なくとも正部員ではなさそうです。
格闘技もやってそうな気配も見せてましたし…なかなか謎の多い子ですね。

 

先輩の良さが分からない

こんな感じで見た目は文句無しに可愛い長瀞さんですが、イジメの領域に達しているメガネ君に対するイジりっぷりに「不快だ」「胸糞悪い」という意見もチラホラと見かけました。そういう批判に配慮したのかメガネ君に惚れてしまったのか、だんだんイジり方がマイルドになって相応のデレも見せるようになりますが、個人的にはデレて赤面してる長瀞さんよりも、メガネ君の泣き顔を見て興奮を隠せない長瀞さんの方が魅力的に思えました。

それより後輩の女の子にイジメられて泣き出すメガネ君に引いたな、オレは。

大人数にイジメられたのならともかく、長瀞さん単騎相手ですからね。

しかも単純なパワー勝負でも負けてるし。

メンタル・フィジカル共に貧弱すぎて、読んでて情けなくなるわね。

長瀞さんのサンドバッグとしては適任と言えるかもしれませんが、ラブコメの主人公にそれなりのカッコよさを求める人の期待には答えらそうにもありません。

しかも図書室で漫画を読まれて酷い目にあったにもかかわらず、2巻ではまたも図書室で漫画を描いているなど、学習能力も無いようです。それとももう一度イジメられたくてワザとやってんでしょうか?そうであれば救い難い変態ですね。