陽下3姉妹はかまってほしい (1~2巻)
アスキー・メディアワークス 電撃コミックスNEXT
著者:ねこ末端
親の再婚により一緒に暮らすことになったドルオタ中3男子と美少女3姉妹の日常を、ちょっとえっちに描いたラブコメディ。
義理の姉妹に囲まれる生活
主人公は、深刻なアイドルオタクの冴えないメガネ男子・貞利(通称さっちゃん)。
母親の再婚に伴い、突如として血の繋がってない2人の姉と1人の妹と同居生活を送ることになります。
裸族(配慮により水着着用)な大学生の長女・珠璃。
お気楽で巨乳な高校生の次女・美乃里。
クールで爬虫類好きな小学生の三女・杏梨。
貞利がこの義理の姉妹たちにイジられたり懐かれたりする、うらやましい毎日を描いた作品です。しかも両親は仕事の都合で家に不在という、理想的と言うかお約束な環境でラッキースケベ満載というオマケ付き。それなのにさっちゃんはアイドルにうつつを抜かす始末…。アホなんでしょうか?
淫乱ピンク無双な1巻
この作品のお色気担当と言えるのが次女の美乃里。
ピンクの髪に巨乳とくれば淫乱でないはずがなく、水着で闊歩する長女よりもよっぽど扇情的な、ワンピースを纏った自慢の身体で純情なさっちゃんを翻弄します。しかし実際におっぱい触られると赤面してしおらしくなっちゃうなど、攻められると弱いところが可愛いですね。
タイトルに「陽下3姉妹」を冠するとは言え、さっちゃんと年が近いということもあって実質的なメインヒロインを張るのは次女の美乃里なんでしょうか。
露出癖イエローの反撃な2巻
1巻を読む限りさっちゃんの相手役は美乃里で決まりかと思いましたが、2巻でスポットライトを浴びたのは長女の珠璃でした。1巻から割と短いスパンで出たように感じた2巻でしたが、奥付を見ると実際は1年近く経っており、月日の流れの早さに若干の戦慄を覚えました。
しかし、それ以上に思春期の少年少女たちの「性長」は早かったようです。
おっぱいタッチで赤面していたのも今は昔。
おっぱいに顔をうずめる、一緒に風呂に入るなど、貞利と姉2人の肉体的接触が顕著になり、明るく健全なエロだった1巻に比べると若干のいやらしさを感じるエロにステップアップしています。ラッキースケベを通り越して成年漫画の如きエロ描写が目立つ昨今のお色気ラブコメと比較すれば、随分マイルドではありますけどね。
通報の準備をして3巻を待つ
もちろんエロいのは私も好きなんですが、この作品に関しては1巻くらいのエロ加減にしておいてほしかったというのが個人的な感想です。年頃の義理の姉弟がひとつ屋根の下で監視役の両親が不在がちという状況下では、旺盛な若人たちの性が徐々に過激になっていくのは仕方がないことなのかもしれませんがね。
そんなわけで、このままいくと3巻ではさらなるエロい展開が予想されるわけです。しかし上記の通り、1巻では次女の美乃里がフォーカスされ、2巻では長女の珠璃がメインの話が多めでした。ということは…。
作品史上もっともエロくなるであろう3巻は、よりにもよって小学生の3女・杏梨が順番的にはヒロイン役となってしまうわけです。さ、貞利のヤツめ…大人しそうな顔して、とんでもない変態鬼畜眼鏡だったようですね。許せん。