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冬野なべ『転性パンデみっく』1巻感想 キスで拡がるTSラブコメ

タイトル:転性パンデみっく
著者:冬野なべ
出版社:小学館(裏少年サンデーコミックス)
巻数:1巻(以下続刊)

女の子と見紛うほどに可愛い男子高校生が、ある朝起きたら本物の女の子になっちゃったというTSラブコメ

 

ある朝目覚めると美少女になっていた

可愛い顔に華奢な体という、まるで女の子のようなルックスを持つ高2男子・今村日向(通称ヒナ)。
そんな自分にコンプレックスを持ち、たくましい男になりたいと常々思っていた彼がある日の下校中、「理想の自分に生まれ変わるチャンス!!」と書かれたチラシを拾います。
どう考えても怪しい内容ですが、ワラをもつかむ思いからかヒナはノコノコと地図の場所を訪れ、そしてそこに待っていた謎の白衣の人物に問答無用で注射を打たれてしまいます。

そして次の日の朝、目覚めると…。

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出典:冬野なべ 著『転性パンデみっく』1巻 / 小学館

胸は膨らみ、男子の象徴であるモノが無くなってしまい、「女の子みたいな男子」だったヒナは正真正銘の女の子になってしまったのでした。

ヒナは可愛いけど…。
男の娘が女体化したらタダの女の子でしょ!
はたしてそこに価値はあるのか?

男の娘好きとTS好きは相容れないのかしらね。

 

感染拡大 イケメンとゴリラ

こんな感じで性別が変わってしまったヒナですが、タイトルにパンデミック(感染症の大流行)とあるように、性転換するのはヒナだけではありません。

寝ているヒナの唇を奪った、女の子しか愛せないメガネの美少女委員長・沢城アキはイケメン男子に。
ヒナと事故的に唇が接触した、ゴリラが服を着ているようにしか見えない巨漢のゴリ山先生はワイルドな女性に。

注射をされた時にウイルスを仕込まれて媒介者となったヒナとキスをした人間は、経口感染によって次々と性転換していきます。

ここで気になるのは、感染した2人(委員長とゴリ山)とキスをした人間も感染して性転換するのかどうか、ということ。
パンデミックと言うくらいですから感染するんだとは思いますが、本能に忠実そうなゴリ山がウイルスを撒き散らしそうで心配です。

 

ややこしい三角関係

ゴリ山はどうでもいいとして。
女体化したヒナと、男になった委員長。この性転換組に加えて、ヒナの初恋の相手である美少女・南百合菜を交えた三角関係が、今後はストーリーの中心となっていきそうです。

キスをすると性転換してしまうので、百合菜とキスが出来ないという縛りで行くのか、それとも早々にキスして百合菜も男子化してしまうのかが気になります。
個人的には“百合”菜という名前の誇りにかけて、ぜひとも百合路線でお願いしたいですね。
しかし、それだと女の子同士のチュッチュは見れないという…。うーん、もどかしい。

とは言え、委員長は男になっても可愛さを維持してますし、百合菜ちゃんが性転換してもしなくても大差無いかもしれませんけどね。
もはや可愛ければ性別なんてどうでもいい気がしてきた…。

チ〇コなんて飾りです。
偉い人にはそれがわからんのですよ!


そして個人的に最も気になるのは、冒頭に数コマだけ登場した男子生徒・京介の存在です。
どう見てもモブっぽい扱いなのにネームドキャラで妙な存在感があったり、ギャルゲの主人公のような前髪で目元が隠れた独特のルックスといい、今後のカギを握るのは意外とコイツなんじゃなかろうかと勝手に予想してます。
実はコイツが主人公とか?


単行本化に伴い、加筆修正されて乳首券も発行となっているので、裏サンデーで既に読んでいるという方も要チェックですよ。

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