萌え漫画中毒隔離病棟

ラブコメ・日常系を中心に、美少女が活躍する漫画の紹介・感想ブログ

『もんこ~ろ』全2巻 | 先輩のワキの香りを嗅ぎたい女子中学生

作品概要

タイトル:もんこ~ろ
著者:太田ぐいや / 原作  木村光博 / 漫画
出版社:実業之日本社(リュエルコミックス)
巻数:全2巻

色んな種類の匂いフェチな女子中学生達による、「匂い」がテーマの学園コメディ。

 

 

あらすじ

「聞香炉(もんこうろ)」で香木を焚いて香りを楽しむ部活動「香道部」を創りたい。

そのために部員を5人集めようとしている中学二年で香り好きな女の子・富士川流未音(ふじかわりゅう みおん)。

しかし最初に集まったのは、ワキガ大好きな体臭フェチ・淡路彗湖(あわじ すいこ)という、同じ香り好きと言えどもベクトルの全く異なる人材で…。

 

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出典:太田ぐいや 著『もんこ~ろ』1巻 / 実業之日本社

 

通学時の電車内で痴漢の被害にあっていた未音を、彗湖が助けたことがきっかけで出会った2人。
しかし一難去ってまた一難、痴漢を上回る変態の彗湖に、未音は振り回されることになるのでした。


その後も集まってくる部員は、有機溶剤等の人工的匂いフェチ・南蜘蛛絢生(なぐも あやき)、嗅覚が無い大食い眼鏡・安食桂菜(あんじき けいな)、お金の匂いが大好き・シャンカーラ=伊津美(いつみ)と変人ばかりで…。

 

 

レビュー ★★☆☆☆

  • 香道という高貴な趣味と、体臭フェチという変態性両極端ともいえる二面性が楽しい作品です。


  • 打ち切りっぽい終わり方ですが、それが影響したのかキャラの設定を活かしきれてない印象です。


  • 香道のウンチク的なものもありますが、あまりにも掘り下げ方が浅すぎるように感じます興味の無い人が尻込みするぐらいの、もう少しディープなネタが欲しかった。

 

 

感想(ネタバレ度:低)

低俗かつ高尚 

基本的には体臭フェチの彗湖を筆頭に、匂いにまつわる変態娘たちによる下品なコメディ漫画(褒め言葉)です。

その一方で香木の種類や効能など、未音が語るウンチクにより「香道」という雅な世界の一端に触れることができる、高尚な側面を併せ持つ作品でもあります。

この振れ幅の大きさは、この作品の魅力の一つと言えるでしょう。

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出典:太田ぐいや 著『もんこ~ろ』1巻 / 実業之日本社

通学前、玄関にて自分の足指の芳香を愉しむ彗湖。
靴下を3枚重ねて履くことによって蒸らして熟成を促すという、仕込みの段階からこだわる職人気質の変態です。

腋の匂いが好物という彗湖ですが、ご覧のように足の匂いのも造詣が深く、足フェチな私としても興味深いシーンが多々ありました


ちなみに私が1巻を購入した書店では、特典として「白檀の香りつきしおり」が付属していました。
どうせなら「女子中学生の足の香りつきしおり」の方がこの作品らしくて良かったかもしれませんね。

「女子中学生の足の香りつきしおり」
実現すれば倍は売れたな。

そうかしら。
女子中学生の足の香りは「女子中学生の足の匂いを嗅ぐ」というシチュエーション込みで価値があると思うんだけど。

なるほど。
しおりにJCの足の香りをつけても「悪臭を放つ紙」にしかならない、ということか。

そういうことね。
そもそもアンタ、女子と男子の足の匂い、明確に判別できるの?

た、たしかに……。
匂いだけだと、それが女子か男子かなんて分からないかも。

そうでしょう?
もしかしたら出版社の男性社員の足の匂いが付けられる危険もある。

オ、オエー……
勘弁してくれ!

だから本物の女子中学生を目の前にして、ダイレクトに足の匂いを嗅ぐ必要があるわけよ。

そういうことだよな!
よし、ちょっとJCの足の匂い嗅いでくるわ!

おまわりさんコイツです。

  

足りない情熱

可愛さと変態さを併せ持つコメディ漫画として楽しみつつ、知識欲も刺激するという意欲的な本作ですが、残念ながら不満点も多くあります。

まず、フェチや香道やお色気など色々な要素を詰め込んでいますが、そのどれもが中途半端であること。
作者さんがどの程度の香りオタクなのかは分かりませんが、香道に対する熱量みたいなものをあまり感じることが出来ませんでした

また、脈絡なく放り込まれるお色気描写や、絢生と桂菜の百合展開など、無駄に感じるものも多かったです。


それもこれもコメディとして面白ければ笑ってごまかされるんですが、話が進んでキャラが増えるほどに段々つまらなくなってしまった印象です。
2巻以降も連載が続く予定だったのかもしれませんが、個人的には巻数の割に登場人物が多すぎて持て余しているように感じました

特に2巻から登場した桂菜と伊津美は、部員の人数合わせにしか見えません。
足の匂いを科学的に分析する桂菜とか結構面白かったんですが、最後の方は作者さん自身がその設定すら忘れてんじゃないかという有様です。

打ち切りっぽい終わり方だったのでモチベーション的に難しかったんですかね……。

 

 

まとめ

こういうニッチなテーマの作品は、作者さんの「好き」が高じて情熱のままに描いたようなものは、興味が無いジャンルでも興味深く読めるものです。
しかし本作は割と淡々とした描写で「ほんとに香道が好きなのかな?」という印象を受けてしまいました。

もし違うのであれば、続きを描く可能性もゼロでは無いようなので、その時は突き抜けた内容のものを読んでみたいですね。

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