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山野藍『月色のインベーダー』1巻感想 宇宙人に寄生されたヒロインは靴下を脱ぐ

作品概要

タイトル:月色のインベーダー
著者:山野藍
出版社:集英社(ヤングジャンプコミックス)
巻数:1巻(以下続刊)

片思いの女の子が宇宙人に寄生されてしまった!
見た目は想い人、頭脳は宇宙人。そんな女の子の面倒をみることになった主人公の気苦労を描いたラブコメディ

 

あらすじ

300年に一度と言われる天体ショー「アップル・ムーン」。
その観測のために海までやってきた天文部員の辰ヶ谷朔馬(たつがや さくま)と水望月呼(みなもち つきこ)でしたが、不運にもゲリラ豪雨に見舞われてしまいます。

肩を並べて仲良く雨宿りをして、良い雰囲気になっていた2人。
月呼に惚れている朔馬は告白を決意しますが、次の瞬間に土砂崩れが発生し、巻き込まれた月呼は死亡してしまいます。

一方の朔馬も意識を失ってしまい、目覚めた時は病院のベッドの中。
そして死んだはずの月呼も同じ病院で目を覚ましますが、どうにも様子がおかしくて自分のことを「宇宙人」だと言い出して……?

 

感想(ネタバレ度:低)

眼鏡っ娘にもチャンスを

死にかけの月呼に宇宙人・ルナーが寄生。
日常に溶け込もうとするも、エキセントリックな行動に振り回される朔馬。
そんなドタバタ劇が楽しい作品です。

外身は好きな女の子ということもあって、色んな意味で翻弄されまくりな朔馬と、地球の生活に徐々に慣れ始めて感情も芽生えつつある様子のルナー。
着実に仲を深めていく2人ですが、月呼が目覚める時に3人の関係がどうなるのかが気になります。

月呼とルナーの他にヒロイン候補として、朔馬の幼馴染である日南(ひなみ)も登場します。素直になれないところが可愛い眼鏡っ娘で、幼馴染というアドバンテージを活かしてヒロインレースに波乱を巻き起こしたいところですが……。
残念ながら今のところは、負けるために出てきたようにしか思えません。

可愛いんだけどねぇ。
恋に敗れて涙する未来しか見えないんだよな、日南ちゃん。

いつの時代も一定の需要があるけれど、天下を取ることは決して無い。
それが眼鏡っ娘というものよ。

負ける運命を背負った呪われし系譜か……。
なぜ眼鏡っ娘は報われないのだろう。

「眼鏡っ娘 = 真面目で頭が良い」というイメージは、いまだに根強いからね。
ちょっと頭悪いくらいの方がモテるのよ。

誰かが言ってたな。
「選ばれるのは結局 何も出来ないお嬢様」と。

夏が… 来るのね…。

当ブログは日南ちゃんを応援しています。

 

素足、それは宇宙のスタンダード

宇宙人ゆえに羞恥心が欠落しているのか、ルナーは朔馬の前で無防備な姿を晒します。
その気になれば、いくらでもラッキースケベを盛り込めそうな設定ですが、サービスシーンはかなり大人しめです。

絵柄も含めて全体的に上品な仕上がりなので、お色気要素を目当てに読むような作品ではありません。

ただし。
足フェチにとっては話が変わってきます。

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出典:山野藍 著『月色のインベーダー』1巻 / 集英社

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出典:山野藍 著『月色のインベーダー』1巻 / 集英社

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出典:山野藍 著『月色のインベーダー』1巻 / 集英社

肌に張り付く感触が嫌いで、すぐ靴下を脱ぎたがるルナー
ちち・しり・ふとももといった、あからさまなエロ要素は少ないですが、素足が好きな人にとってはなかなか見どころが多い作品です。

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出典:山野藍 著『月色のインベーダー』1巻 / 集英社

そしてマニア垂涎、ローファーの素足履きも楽しめます。
しかしそれを目の前にして落ち着いた様子の朔馬くん。残念ながら彼には足フェチの素養が無いみたいです。

 

まとめ

物語としてはまだ始まったばかりなので面白いかどうかを判断するのは難しいですが、女の子は可愛くて主人公も好感が持てる人材なのでストレス無く読める作品でした。

今のところ日常に宇宙人が混入したことによるドタバタ劇がメインですが、2巻以降も同じような流れで行くのでしょうか。

それとも超希少種であるルナーを狙ってくる他の宇宙人との抗争が展開されるのか、今後の方向性が気になるところです。

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