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校則でパンツの着用が禁じられた学園『私立はかない学園』1巻 感想

私立はかない学園 (1巻)
双葉社 アクションコミックス
著者:紺野あずれ

 

パンツの着用が禁止された学園が舞台のノーパンラブコメ。

作者の紺野あずれさんの前作『こえでおしごと!』が個人的に肌に合わなかったので、本来ならばこの作品もスルーのはずでした。ところが、あまりにクレイジーな設定だったので見逃すことが出来ませんでした。


小学校から大学まで一貫教育の私立儚衣学園の新生徒会長に就任した、品行方正で学業優秀な学園きっての超優等生・清和院花緒。
「就任時に新しい校則をひとつ作れる」という生徒会長の権限を使って彼女が作ったのは…。なんと「パンツの着用を禁止」という、とんでもない校則でした。
前会長のアドバイス通り、自分が普段から心がけて実践していることを新校則とした花緒さん。優秀な人間とは、やはりどこかぶっ壊れてるもんです。

 

そんなわけで全編通じてアホな内容ですが、特に印象に残ったのが「下着ロッカー」の件。
生徒の要望に答えて登下校中のみパンツの着用が認められることになり、学校に着いたらパンツを脱いでこのロッカーに預けておくというわけです。

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出典:紺野あずれ 著『私立はかない学園』1巻 / 双葉社

恥ずかしそうに脱ぎたてパンツをロッカーにしまおうとする女の子たち。
この膨大な数のロッカーひとつひとつに、脱ぎたてのホカホカパンツが納められているかと思うと胸が熱くなりますね。

この作品の問題点は、共学高校が舞台なので当然ではありますが、男が出てきてしまうこと。
ノーパンの女の子を堪能している時に男が登場すると「ああ…こいつもノーパンなんだよな」と、したくもない想像をしてしまい、とたんに冷めてしまいます。いっそのこと『はかない“女”学園』にしてくれれば心穏やかに読めるんですがね。

とはいえ、女の子達の恥じらいを引き出しているのは間違いなく野郎共の存在があってこそなので、このへんは非常に難しい問題です。