作品概要
タイトル：サキュバス学園の犬ッ!!
著者：ナックルカーブ
出版社：竹書房（バンブーコミックス）
巻数：1～2巻（以下続刊）
生徒全員が「サキュバス」の女子校に転校させられた男子生徒が、1対複数で逆セクハラを受けまくるお色気ハーレムラブコメ。
あらすじ
人間とサキュバスが共存を始めて半世紀。
サキュバス嫌いな男子生徒・犬吠健は、何者かの陰謀によりサキュバスしかいない女子校に転校させられてしまいます。
「正しい異性交遊」を教える「親善大使」として派遣された犬吠に対して、サキュバスたちは過剰にエッチに迫ってきて…？
感想（ネタバレ度：低）
犬吠の乳首はピンク
エッチな女の子だらけの女子校に男が1人、という構図のハーレムラブコメです。
それ以外の説明は特に必要が無く、ストーリー的には見るべき所はあんまり無いかなという印象です。
要はエロいだけで中身が無いのね。
エロいだけってなんや！
それで十分やろが！
エロがすべてさ
いまこそ誓うよ。
はいはい
犬つながりね。
エロの系統としてはタイトルから察するとおり、主人公の犬吠がサキュバスたちに犬扱いされて逆セクハラを受けるというもの。
2巻に入れば犬吠が攻めに転ずる展開もあるにはありますが、基本的にはドMに開発された男子がS女子にイジリ倒されるという内容なので、わりと読み手を選ぶかもしれません。
特にサキュバスは「男の乳首が大好き」という誰得な設定が存在するため、犬吠が執拗に乳首を攻められるという、喜ぶ人が少なそうな描写が目についたのが気になりました。
出典：ナックルカーブ 著『サキュバス学園の犬ッ!!』1巻 / 竹書房
とは言え、作者のナックルカーブさんは成年向けのエロ漫画を中心に活躍されている方ということで、エロに対するこだわりを随所に感じ、エロ目的で読むなら十分満足が行く内容だと思います。
当然ながら乳首券もバッチリで、巨乳だけでなく貧乳・適乳とバリエーションも豊富。これで乳首の描き分けがあればもっと良かったですね。
サキュバスとかもうどうでもいい
さて、軽く内容をご紹介しましたが、ここからが今回の記事の本題となります。
色んなタイプのエッチなサキュバスが大量に出てくる本作の中で、私の関心を一身に集めたキャラがいました。
それはサキュバスではなく人間の女の子で、犬吠の妹である犬吠つばすちゃんです。
1巻ではほぼ出番が無かった彼女ですが、表紙裏を丸々使ってキャラ紹介がされていました。
出典：ナックルカーブ 著『サキュバス学園の犬ッ!!』1巻 / 竹書房
それがこちら、自室でリラックスしている様子がカワイイつばすちゃん。
性格から好きなもの、身長や体重といった各データが書かれているわけですが、足フェチの私は自然と足元に目が行ってしまいます。
するとそこで、目を疑うような一文が飛び込んできました。
出典：ナックルカーブ 著『サキュバス学園の犬ッ!!』1巻 / 竹書房
「足裏に汗をかくタイプなので少しだけ足が匂うよ」
大事なことなので、もういちど書きます。
「足裏に汗をかくタイプなので少しだけ足が匂うよ」
「臭う」ではなく「匂う」なのは、作者さんのせめてもの優しさでしょうか。それとも足裏臭が心地良く感じる、ただの変態さんなんでしょうか。
なんにしても、足の匂いを公式に設定された美少女キャラなんて、人並み以上に漫画を読んできた私でも片手で足りるくらいしか覚えがありません。
そんなエリート中のエリートであるつばすちゃんの実力が遺憾なく発揮されたのが、2巻に収録されている第7話です。
兄である健がサキュバスに呪われていると疑うつばすちゃんは、イジメると正体を現すと考えて「M裁判」を決行。助っ人として健の同級生である東雲さんを連れてきて、お兄ちゃんを踏んでみることにします。
出典：ナックルカーブ 著『サキュバス学園の犬ッ!!』2巻 / 竹書房
ドM男子が主人公ということで、こういう踏まれるシーンが出てくることを期待、というか半ば確信していました。
しかし、つばすちゃんのような逸材に出会えたのは期待以上、まさに僥倖というほかありません。
出典：ナックルカーブ 著『サキュバス学園の犬ッ!!』2巻 / 竹書房
その後なんやかんやあって、兄が自分に踏まれて興奮したと誤解したつばすちゃん。
ショックのあまり蹴るわ踏むわで、たまらず健も「誰がお前の汗臭い足で興奮するかっ！」と反論してしまいます。
それに対し、足が臭いことを気にしてるというつばすちゃんは……。
出典：ナックルカーブ 著『サキュバス学園の犬ッ!!』2巻 / 竹書房
恥ずかしさのあまり泣いてしまうのでした。
そう、この「恥ずかしい」という感情がポイントなんです。せっかく美少女で足が臭くても「臭いですけど何か？」なんて開き直っていては魅力も半減ですからね。
美少女・足臭・コンプレックス、この3点が揃ってこそ「足臭美少女」は輝くのだと私は考えます。
しかし足が臭いのを気にしてる、ということは…
ということは？
自分の足を嗅いだことがある、ということだ。
…その姿を想像すると興奮しないか？
しかもコンプレックスってことは、定期的に確認してる可能性が高いな。
足を直接嗅ぐっていうか、靴とか靴下を嗅いでんじゃないの？
脱いだ靴下を嗅いでる姿…
それはそれで悪くない、悪くないよ！
私がこういうマスコットキャラクターによる会話形式の文章を始めた理由のひとつとして、こんな変態的な発言もマスコットに喋ってもらえば幾分マイルドになるかなぁ、という狙いがあったりします。
唐突に何だ？
さすがに世間体が気になってきたんでしょ。
ちなみにですが、1巻の電子限定特典は「多感な女の子の多汗なところ抜き打ちショット！犬吠つばす足〇ショットイラスト集！」となっております。
足裏香る靴下脱ぎたて生足を筆頭に、お宝ショットが満載ですが、残念ながら購入特典ですのでここでお見せするわけにはいきません。気になる方はぜひゲットして確認してみてください。
まとめ
良いところ
- 性格も見た目も色んなタイプの女の子（サキュバス）が多数登場し、その全員がエロい。
- つばすちゃんという、とんでもない逸材が登場する。
イマイチなところ
- 男が乳首を攻められる描写が多い。
- 漫画として面白いかと言われると、自信を持ってオススメはできない。
