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ぐう『フミさん、ふみふみお願いします。』1巻感想「美人なお姉さんに踏まれたい人たちへ」

 

作品概要

タイトル:フミさん、ふみふみお願いします。
著者:ぐう
出版社:マッグガーデン(MGC Beat'sシリーズ)
巻数:1巻(以下続刊)

足圧マッサージ専門店で働く美人セラピストとその客の交流を描いた、足フェチに嬉しいお仕事コメディ

 

あらすじ

イケメンを踏むことに至高の悦びを感じる、足圧セラピストの学日舎フミ(まなびや ふみ)。
今日も性癖と実益を兼ねた理想の職場で、フミさんは自慢の足技を駆使して疲れた世の男たち(主にイケメン)を癒すのでした。

 

感想(ネタバレ度:低)

踏んで踏まれて

学生時代に、ひょんなことからイケメンを踏む快感を覚えてしまったフミさん。

天職とも言える足圧セラピストになり、お客さんを踏んで気持ちよくすると同時に自分も気持ちよくなっちゃう、そんなフミさんの日常が描かれた作品です。

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出典:ぐう 著『フミさん、ふみふみお願いします。』1巻 / マッグガーデン

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出典:ぐう 著『フミさん、ふみふみお願いします。』1巻 / マッグガーデン

いかがわしい店のようですが、疲れた体と心を癒す健全なマッサージ店です。
その仕事っぷりを通して我々としてはフミさんの足を拝めると同時に、興奮するフミさんの恍惚の表情を楽しむことができます。

これはもう、「いやし」というより「いやらしい」ね……。

ここでクイズです。
マッサージで揉まれると、逆に硬くなっちゃうモノなーんだ?

それ、セクハラよ。

ん?
答えは「素人にマッサージされた筋肉」ですよ?

強すぎる揉みほぐしは逆効果なんだよね。

セクハラってキミぃ。
答えは何だと思ったのかなぁ? ニヤニヤ。

ゴ、ゴミ共が……。


ちなみに「強すぎる揉みほぐしは逆効果」というのは、この作品で学んだ知識です。

どうしてもエロエロしい過激な表現の方に目が行きがちですが、こういうマッサージ関連の豆知識的なこともしっかり書かれた、わりとマジメな内容だったりします。

 

喘ぐ男たち

さて、そんなエロくて勉強になる素晴らしい作品ですが、問題点も存在します。
それはフミさんの店を訪れる客の全てが男であることです。

つまりフミさんの足と表情を堪能できる一方で それと同時に施術されてる男たちの気色の悪い表情がイヤでも目に入ってくるのです。

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出典:ぐう 著『フミさん、ふみふみお願いします。』1巻 / マッグガーデン

あっ!! ビクッ
……じゃねーんだよ。

左の1コマだけ抜き出すと、そっち系の漫画にしか見えないね。


そういう意味では第5話の先輩美人セラピストとの話は、男が1コマたりとも出てこない貴重な回でした。

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出典:ぐう 著『フミさん、ふみふみお願いします。』1巻 / マッグガーデン

足とおっぱいの共演!

これ!これだよ!
俺たちが求めていたのはよぉ。


この話を境に、フミの友人たちが登場するなど、にわかに女性率が上がってきます。
終盤には準レギュラー格の男子高生の姉(弟を踏む癖あり)が登場するなど、今後に期待が持てる終わり方でした。


もう一つ気になったのは、表紙から期待したよりもフミさんの足そのものがフォーカスされる場面が少なかったこと。
特に足裏フェチの私としては、意外と足裏が見られる場面が少ないかな?と思いました。
もちろん普通の漫画に比べれば十分すぎる量ですけどね。

この作品は単純にフミさんの足を眺めるというよりも、客を自分に置き換えて踏まれることを想像するのが正しい楽しみ方かもしれません。

 

まとめ

足フェチにはもちろん、そうでない人も適度なお色気漫画として楽しみつつ、マッサージについても学べる作品です。
その過剰なお色気表現が気に入らないという人もいるかもしれませんが、それさえクリアできればあまり馴染の無い職種を知るお仕事コメディとして楽しめるんじゃないでしょうか。

ちなみに足圧リラクゼーションというのは、フィクションではなく実在するそうです。
ちょっと興味はありますけど、現実はフミさんみたいな美人じゃなくてオッサンに踏まれるんでしょうね。

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