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小夏ゆーた『僕とドールと放浪少女』1巻感想 人形みたいな美少女の足の匂い

作品概要

タイトル:僕とドールと放浪少女
著者:小夏ゆーた
出版社:少年画報社(ヤングキングコミックス)
巻数:1巻(以下続刊)

人間嫌いで人形好きな青年と、人形のような美少女。
2人の倒錯的な同居生活を描いた、フェチ心を刺激する作品。

 

あらすじ

人間の「匂い」が病的なまでに嫌いな会社員・新井久太は、匂いがしない人形を愛するペディオフィリア気味の男。
今日も恐ろしい匂いが充満する職場での仕事に耐えて、愛する人形たちが待つ自宅に帰宅する途中、ゴミ捨て場に等身大の人形が捨ててあるのを発見します。

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出典:小夏ゆーた 著『僕とドールと放浪少女』1巻 / 少年画報社


その美しさに魅せられて、つい人形を自宅に持って帰ってきてしまった久太。
ところが人形だと思っていたそれは、実は人形ではなく行き倒れていた人間の女の子なのでした。

羽子と名乗るその美少女は行くあてが無いらしく、「久太のドールになってあげるからここに置いてくれ」と取引を持ちかけるのでした。

 

感想(ネタバレ度:中)

足フェチの期待に応える

作者の小夏ゆーたさんと言えば、以前当ブログで感想を書いた短編集『キミノカオリ』の影響で、変態のイメージが強い漫画家さんです。
関連記事:『キミノカオリ』全1巻 感想 | フェチな作品集めました

『キミノカオリ』は「タイツ」「足」「匂い」と作者さんの性癖が伺えるフェチ要素が満載でした。
今回の『僕とドールと放浪少女』も同じような系統で、フェチを全面に押し出した内容になってます。

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出典:小夏ゆーた 著『僕とドールと放浪少女』1巻 / 少年画報社

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出典:小夏ゆーた 著『僕とドールと放浪少女』1巻 / 少年画報社

ストッキングをはかせる、ストッキングをはいた足をチュパチュパする、吐いたゲロを足で顔に塗られるなど、足フェチである私にとって嬉しいシーンが盛りだくさん。
『キミノカオリ』を読んだ結果のいわゆる作者買いだった本作ですが、その期待に見事答えてくれる内容でした。

ただ、紹介する画像を探してて思ったんですが、1コマだけを抜き出して足フェチに訴求できるような、画的に映えるシーンは意外と少ないように思いました。
漫画として通して読めばシチュエーション的にはめちゃめちゃエロいことやってるんですが、足元のアップが多いのでコマ単体で見ると少々分かりづらいと言うか。

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出典:小夏ゆーた 著『僕とドールと放浪少女』1巻 / 少年画報社

説明が難しいですが、こういう1コマ(これは扉絵ですが)だけを切り抜いて、

うひょー、美少女の足裏!

みたいな分かりやすい絵はあんまり無かったような気がします。
もちろん、だからといってこの作品の評価が下がるようなものではないですけどね。

足フェチに嬉しい作品なのは分かったよ。
でも普通の男子が喜ぶサービスシーンは無いのかい?

例えば?

おっぱいだよ!
言わせんな恥ずかしい。

人形を愛する久太と人形みたいな羽子が同居となれば、サービスシーン特盛のエッチな展開になるのは必然なはず。
ところが久太が人形を神聖視してる上に、人間の匂いに耐えきれず盛り上がってきたところでゲロゲロ吐いちゃうので、あからさまなエロ展開というのはあんまりないです。

1人で風呂に入れない羽子の体を久太が洗ってあげるという、万人が喜びそうなサービスシーン(乳首券発行)もあるにはありますが、それよりも上記のような変態の性癖を直撃するフェチ描写がメインになってます。

 

天使とキモオタとクールビューティー

足フェチ的な見どころ以外のストーリーやキャラクターに関してですが、まだ始まったばかりで何とも言えないのが正直なところです。
羽子が金持ちな家のお嬢様で、父親に嫌気がさして逃げ出してきたというのが分かるくらいで、1巻の終盤からようやく話が動き始めたかなぁという感じ。

設定的にはいくらでもシリアスに出来そうなので、その手の雰囲気が苦手な私には今後の方向性が心配ではありますが、シリアスドラマを展開するにしては存在自体がイロモノっぽいメイドさんが出てきたので多分大丈夫なんじゃないかと思います。

そもそも人間と人形を間違えて持って帰ってる時点で若干ギャグっぽいしね。


主役の久太とヒロインの羽子に関しては、羽子は語るまでも無くマジ天使な可愛さで、久太は素材としては悪くなさそうながらも典型的なキモオタっぽいデザインです。

そしてもう一人、メインキャラとして絡んでくるのが久太の会社の女上司。
涼しげな目元のクールな美人さんで、最初は久太のことを見下してるように感じましたが、様子がおかしい久太を気にして自宅まで訪ねてくるなど何かしら特別な感情があるみたいです。

この美人さんも一癖ありそうね。

ああ。
クールな外見でも中には獣(変態)がいそうだ。

  

まとめ

倒錯的な雰囲気が溢れる、人を選びそうな作品でした。
私のように性癖に刺されば楽しめると思いますが、そうでなければただ変態遊戯を見せつけられる気持ちの悪い作品という印象になりそうな気がします。

とはいえ、羽子の可愛さを眺めるだけでも癒されるので、美少女好きなら読んでみて損は無いんじゃないかと思います。

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