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ルーツ『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』1~3巻感想 究極の視覚トリック

作品概要

タイトル:自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。
著者:ルーツ
出版社:一迅社
巻数:1~3巻(以下続刊)

作者さんが自身の日々の暮らしをツインテール美少女に置き替えて描いた日常4コマ
ニコニコ静画で連載されていたものに、かなりの量の描き下ろしを加えて書籍化したものだそうです。

 

あらすじ

おっさんの何てことない日常をダラダラと垂れ流す。
本来ならば、つまらないどころか殺意すら芽生えそうな内容を、ビジュアルを「おっさん ⇒ 美少女」に変換するだけで萌え4コマに仕立て上げてしまったという強引な作品です。

 

感想

人は見た目が100パーセント?

ガサツだわ、酒は飲むわ、一人称は俺だわで、やってることは完全におっさんそのもの
ところが言動がおっさんであるほど、美少女な見た目とのギャップで愛おしく思えてきてしまい、その感情を素直に受け入れてしまっていいのか判断に困る作品です。

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出典:ルーツ 著『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』1巻 / 一迅社

おっさんならば頼まれても見たくないようなシーンでも、ツインテ美少女に変換すれば微笑ましいことこの上なし。
「かわいいは正義」というフレーズを、これほど実感できる作品もなかなか他に無いんじゃないでしょうか。

見た目を変えただけなのにね。
いかに視覚情報に支配されているかを思い知るわ。

人を見た目で判断するのは良くないと思うぞ、俺は。

人ですらないヤツに言われても。


ちなみに4コマ形式ではありますが最後のコマは必ず「おわり」で締めるので、実質的には3コマ漫画になってます。 

 

見た目は美少女、頭脳はおっさん

足フェチな私として嬉しいのは、フルカラー作品ということで肌色面積が分かりやすいこともあり、脚部の露出が目立つこと。

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出典:ルーツ 著『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』1巻 / 一迅社

美少女とはいえ中身はおっさんなので、いくら脚の露出が多くても過剰に反応するのはいかがなものかと思わなくもないですが、大好物である美少女の生脚・素足が大量に拝めるとあっては心躍らずにはいられません。
たとえその先に、すね毛ボーボーのおぞましい脚があるのだとしても…。

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出典:ルーツ 著『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』1巻 / 一迅社

素足だけでなく、ツインテ美少女のデフォルト装備といっても過言ではないニーハイも各種取り揃えております。
ニーソに限らず服装のバリエーションも豊富で、作者のルーツさんは意外とオシャレなのかも。ケツ毛の処理もしてましたし、美意識が高いのかもしれませんね。

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出典:ルーツ 著『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』1巻 / 一迅社

中身はおっさんという事実を忘れかけていたところで現実に引き戻してくれる残酷な1コマ。

ふざけんじゃねーよ…
オレのときめき返してくれよ…。

 

まとめ

このように、一見バカバカしい内容と思わせておきながら、視覚情報に頼りすぎて物事の本質を見失いがちな我々に警鐘を鳴らす、メッセージ性の強い作品でした(ほんとかよ)。

ふと思ったんですが、会社でムカつく上司を相手に日々ストレスを溜めてる方も、これを応用して脳内で上司を美少女に変換すれば、楽しい社畜ライフを送れるかもしれませんね。

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