少々遅くなりましたが先月のまとめとして、12月に発売された作品の中から面白かったもの、ガッカリだったものなど、良くも悪くも印象に残った作品を感想を交えて紹介します。
(順番は発売日順であり、面白かった順ではありません。)
前回(11月分)のまとめ記事 ▽
新規タイトル
ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~
新人モンスター言語学者の奮闘の日々を描いた異種族・異文化交流コメディ。
巷ですごく評判が良いので読んでみたけど、まったく面白さが分からなくて困惑しました。質が高い作品であろうことは分かるんですが…。
レビューやSNSを見ても高評価ばかりなので、自分の感性が心配になります。
世界を救うために亜人と朝チュンできますか?
勇者の召喚汁(精子)を持つ男子高校生が、亜人女子たちに子種を狙われる下ネタコメディ。
公式には「亜人エロコメ」とのことですが、エロコメと呼ぶには少々エロ不足と言わざるを得ません。
肝心の行為自体は主人公が気を失っている間に行われるので具体的な描写は無く、一気に朝チュンまで場面が飛びます。なので過激なエロを期待してる方は要注意です。
山を渡る -三多摩大岳部録-
廃部寸前の山岳部で繰り広げられる、登山ガチ勢の先輩方と山登り初心者3人娘のお話。
登山がテーマの作品。
こういう自分の知らない分野を掘り下げてる作品は面白いです。
基本的に明るくユルめの雰囲気なので気楽に読みやすい。女子率が高いのも良いですね。
グレイのグレ子さんは推しが尊い
地球侵略にやってきたけど日本のオタク文化に染まってしまい、本来の目的を忘れてしまった宇宙人女子たちを描いたヲタ女コメディ。
面白いんですが、宇宙人たちのルックスがアレなので日常物としては萌え不足で、ギャグ漫画としてはキレと勢いが不足気味。
なので全体的に何だか物足りない感が残りました。
テロール教授の怪しい授業
とある大学でティム教授が教える「テロとカルト」の真実。
普段なら買わない系統の表紙ですが原作者を見て購入。幼女は出てきませんが、テロ・カルトの解説本としてとても面白かったです。
教授の言ってることを妄信するのも、それはそれで「テロリスト予備軍」になるんでしょうが。
オモテナシ生徒会
麻雀・花札といったゲームの実力でお嬢様学園を牛耳る生徒会に、謎の転校生が勝負を挑む。
インパクトのある絵柄から、もっとブッ飛んだ内容を想像していたんですが意外と普通な感じでした。
話自体は全1巻でキレイにまとまってて無難に面白いです。
既存タイトル 新刊
佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet! 2巻(完)
結局最後まで雪嗣くんに馴染めませんでした。
関連記事:手違いからの同居生活『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』1巻 感想
麻衣の虫ぐらし 2巻(完)
1巻から百合濃度が急上昇して「虫ぐらし」から「百合ぐらし」へと変貌を遂げましたが、非常にキレイな終わり方でとても良かったです。
もう少し発売日が早かったら、2018年の年間ベスト10に入れていたかもしれません。