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2019年 面白かったオススメ漫画ベスト10(#俺マン2019)

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早いもので2019年も残すところ数日となりました。
ということで今年も毎年恒例の、1年間で個人的に「面白い!オススメできる!」と思った漫画を10作品選びたいと思います。

選考対象となるのは、
・2018~2019年に1巻が発売された、新しめの作品。
・2019年に入ってから、最低でも1冊以上の新刊が発売された作品。

この条件に当てはまる作品の中から選んでます。

去年まで1~10位までランキング形式にしていましたが、見るたびにその時の気分で順位を変えたくなってくるので、今年は10選としました。
ちなみに順不同で、書いてる順番に特に意味はないです。

では行ってみましょう。

 

ぼっち・ざ・ろっく! / はまじあき

バンドが組みたいけど極度のコミュ障な女子高生と、その仲間達によるガールズバンド4コマ。

しっかり可愛いくて、しっかり笑える。
私は日常系が好きですし可愛い女の子も大好きですが、女の子がただポワポワやってるだけの作品は割と苦手で、意外ときらら系はハマらないことも多いです。

しかしこの作品はコメディ色が強めで、しかもギャグが自分の肌に合っていたのでとても面白かったです。

アニメ化された人気作品でも、自分には合わなかったってことも多いからな。

逆に好きな作品が打ち切られたり。

感性は人それぞれだから仕方ないわね。

この作品に関しては「次にくるマンガ大賞2019」で8位にランクインするなど、世間の評判も良いようです。

感想記事

 

スキップとローファー / 高松 美咲

高校入学と同時に都会デビューを果たした、田舎育ち天然女子高生のハッピーライフコメディ。

嫌なキャラが登場しない、というか嫌なキャラとして登場した子ですら浄化される、そんな優しさに満ち溢れていてしかも笑えるステキな作品です。

1巻が発売されたときは存在すら気付かず完全に見逃していて、2巻の発売を機にツイッターで高評価されてるのを見て、そこで初めて読みました。

何でこんな面白い作品を見逃していたのか…愚か者め。

こういうことがあるからSNSは止められないんだよね。

最初は電書で買ったんですが、紙の本で買い直したくらいお気に入り。
2巻の終わり方から今後は恋愛色が濃くなってしまうんじゃないか、今のところそれだけが心配です。

 

のけもの少女同盟 / 榛名まお

様々な理由からクラスに馴染めない「のけもの」な女の子たちが集う保健室の模様を描いたコメディ4コマ。

上で「きらら系は意外とハマらない」とか書いたわりには2作品目の選出です。

なんだかんだで好きなんじゃねーか。

「きらら系はハマらない(キリッ」じゃねーよwww。

この作品もコメディ色が強めなところ、そして何よりも萌え4コマらしからぬエピローグが印象的でした。

以前書いた感想を読み返すと随分と批判的なことを書いてますが、この終わり方でなかったらベスト10には選んでなかったと思います。
4コマ漫画で衝撃を受けるという、ちょっと珍しい作品でした。

感想記事

 

はしっこアンサンブル / 木尾 士目

声にコンプレックスを持つ主人公が合唱と出会い仲間が増えてゆく、工業高校が舞台の合唱青春コメディ。

『げんしけん』ほどのインパクトが無いからかあまり注目されてない気がしますが、こちらもキャラが濃くて面白いです。

ヤンキー男がすぐキレるわ過去が重いわで少々苦手ですが、生い立ちを思えばまぁ許容範囲か。
逆にそういうヤツが徐々に仲間に馴染んでいく様を見るのも一興です。
あと、女の子たちがめっちゃ可愛いのも高ポイント。

ただ、ひとつだけ言わせてくれ。
工業高校にこんなに可愛い女の子はいません!

……工業高校に通う女の子全員を敵に回したわね。

そもそも工業高校は女子が少なすぎて、ほぼ男子校状態というのが現実ですからね。

 

神絵師JKとOL腐女子 / さと

神絵師女子高生と、彼女を崇拝する社会人腐女子の交流を描いた歳の差百合ラブコメ。

私は百合好きではありますが、同性愛に思い悩む真面目な百合よりもコメディ色が強い百合が大好きです。

そしてこの作品は「ふふっ」ではなく「わっはっは」と本気で笑える、私にとってはかなり貴重な百合コメディ。
それでいて百合としてのツボもしっかり押さえており、個人的に今一番続きが読みたくて仕方ない百合漫画です。

同性同士の恋愛に誰も疑問を感じてないのも不自然だけどね。

そうか?
オレはこれくらい気楽に読める方が好きだけどな。

乙女の繊細な心の機微とかよりも、ただ単に可愛い女の子同士のイチャイチャが見たいだけの私は本物の百合好きとは言えないのかもしれません。

感想記事

 

ヨシノズイカラ / ヨシノサツキ

デビューから苦節10年、作風を変えてやっと売れ始めた青年漫画家のド田舎暮らしを描いたクリエイティブ日常コメディ。

作者さんの前作『ばらかもん』が好きだったので読みましたが、期待が大きかったというのもあって1巻は正直言って微妙な内容でした。

ところがキャラが増えたからか2巻から急激に面白くなってきて、1巻の物足りなさを補って余りある面白さでした。
1巻だけならばベスト10に選出することは絶対なかったでしょう。

『ばらかもん』の実績が無かったら1巻で切ってたかもしれん。

こういうのがあるから継続して読むか切るか判断するのって難しいのよね。

ましてや試し読みだけじゃ難しいよね。

ひいろちゃんが出てきたあたりから面白くなってきましたが前作のなると言い、やはりこの作者さんは幼女の存在がポイントなんですかね。

感想記事

 

ほしとんで / 本田

濃い人材が集まる、とある大学の「俳句ゼミ」の活動を描いた俳句コメディ。

全体的に知的で落ち着いた優しい雰囲気、それでいて大いに笑える素晴らしい作品です。

愛すべき変人たちがワイワイやってるのが面白く、そのうえ俳句の勉強にもなり一石二鳥。
あと、萌え漫画中心のブログでこんなこと書くのもどうかと思いますが、あからさまな美少女キャラが出てこないのも良いところです。

個人的には1巻が文句無しに面白くて、2巻はそれに比べると星1つ分くらい評価が落ちたんですが、それでも余裕のベスト10入りとなりました。

2巻はちょっと苦手なタイプのキャラが出てきたからなぁ。

それまでと空気感が微妙に変わっちゃった感があるのよね。

まぁ苦手なタイプではありますが嫌なヤツでは無いので、そのうち慣れてくるとは思いますけど。

 

グッバイ、ノーベル!  / 竹充 ヒロ

未練が強すぎて幽霊となった天才小説家が、女子高生のゴーストライターとなって二人三脚で文壇デビューする文学コメディ。

ここまで似たような感想が続いて申し訳ないですが、こちらも優しい雰囲気で笑える作品です。

優しさと笑いを求めすぎだろ。

どんだけ乾いた生活を送ってんだか。

若い頃はわりと暗い話とかも好きだったんですが、今はメンタルやられるんで基本ハッピーな話しか読みたくないんですよ。

それはともかく、ヒロインの女子高生・すずちゃんがメチャメチャ可愛いかったです。
そんなすずちゃんの風呂を覗いたりといった描写が出てこないのも、この作品の良いところ。
若い男の幽霊なら絶対覗くでしょ、フツー。

 

ゆりでなる♡えすぽわーる / なおいまい

百合好きな女の子が描く「妄想」と、それに対する「現実」。
学生から社会人まで、様々な人達の百合事情が入り乱れる百合ストーリー。

表紙から受ける印象から、良くも悪くも裏切られた作品。
ポップでスイートな内容を想像して読んだんですが、それだけじゃないビターな部分が潜んでいます。

しかも男が登場してガッツリ話に絡んでくるし、個人的には苦手な部類のはずなんですが、それでも読んでしまう面白さでした。

1巻は内容を知らなかったから何気なく読み始めたけど。

2巻は読み始めるまでに気合がいりそうだよね。

そういう作品は面白くてもついつい後回しにして積んでしまう傾向があるので注意が必要です。
漫画読むのに気合がいるなんて、メンタルが異常に弱い私だけかもしれませんが。

感想記事

 

僕の心のヤバイやつ / 桜井のりお

心に闇を飼う陰キャ男子と、クラスの中心的存在でモデルとしても活動する女の子によるラブコメディ。

『みつどもえ』が割と好きだったのとネットで評判が良かったので購入したものの、何となく後回しにして積んでた作品。

先日発表された『この漫画がすごい 2020』で3位に入っていたのを機に読みましたが、メチャメチャ面白かったです。

積んでる場合じゃねーだろ。
なにやってんだよほんと。

電書は場所を取らなくていいけど、そのぶん積んじゃうと存在そのものを忘れちゃうのよね。

ちなみにこの作品も結局紙の本で買い直しました。
「電書 ⇒ 紙」「紙 ⇒ 電書」に交換してくれるサービスがあると嬉しいんですけどね。

 

まとめ

以上、このような感じになりました。
この他に入れるかどうか迷った作品は『ライドンキング』『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』『新九郎、奔る! 』あたりです。

毎年のことながら、コメディ色の強い作品がメインの選出となりました。
この企画も7年目となりましたが、毎年同じような毛色の作品ばかりで、歳をとっても好みというのは今さら変わらないみたいです。

……などと、ここまで毎年やってる体で書いてきましたが、実は2013年と2014年それから4年空いて2018年と過去3回しかやっておりません。
その記事もブログ引っ越しの時に消しちゃったり、去年に至っては選んだ作品にどうしても納得がいかない部分が多かったので無かったことにして消しちゃいました。

参考程度に覚えている範囲で書いておくと、2013年の1位は吉富昭仁さんの『へんなねえさん』で、2014年の1位は川崎直孝さんの『ちおちゃんの通学路』でした。

2018年に関しては、今でもベスト10に選出したことに納得できる作品を挙げると『終末のワルキューレ』『スナックバス江』『とどのつまりの有頂天』『ロード・エルメロイII世の事件簿』くらいですかね。
実は『ほしとんで』も去年選んでたんですが、去年は無かったことにしたので今年も入れました。


さて、2019年を振り返ると今年から徐々に電子書籍に切り替え始め、私にとっては令和元年であると同時に電書元年となりました。

今までは本屋で表紙と裏表紙それから直観で判断して漫画を買っていたんですが、電書にしてから気軽に試し読み出来るようになり、その時点で購入を見送ることも多くなりました。

その結果、購入冊数も例年に比べるとかなり少なくなってます。
年々減ってる傾向ではあったんですが、今年は特にガクッと減って1年間で購入した漫画の数は、なんと400冊にも届いていません
もちろん一般的な感覚からすれば十分多いんだとは思いますが、漫画好きを名乗るにしてはあまりにも寂しい数字です。

無駄撃ちが減ったと考えれば良いことなのかもしれませんが、最初はダメでも読んでるうちに面白くなってくる作品も多々あるので、あんまり試し読みで見切り過ぎるのも危険な気がしますが……。
せっかく試し読みできることですし、来年は今まであまり読んでこなかったジャンルにも積極的に手を出していきたいところです。