一石二万鳥

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2018年10月に読んだ漫画 感想まとめ

先月のまとめとして、10月に発売され購入した作品の中から面白かったもの、ガッカリだったもの、良くも悪くも印象に残ったものを感想を交えて紹介します。
(順番は発売日順であり、面白かった順ではありません。)


前回(9月分)のまとめ記事 ▽www.torimomo-manga.com

 

 

新規タイトル

早乙女姉妹は漫画のためなら!?

打ち切り目前な崖っぷち漫画家の連載を、彼の姉と妹が体を張ってサポートするお色気コメディ。

ラブコメを連載している新人漫画家・モブユキに協力するため、姉のノアンと妹のカノンがラブコメシチュのモデルになってエッチな展開に~、という作品です。

お色気要素は豊富ですが、どストレートなエロよりもちょっと変態臭い、フェチ臭い描写が多めな印象です。
一応乳首券も発行済みですが頻度は高くないので、いっそ乳首無しにした方が良かったんじゃないかと思いました。あって困るもんでも無いけど。
お色気要素を抜きにしても、女の子は可愛いしギャグ色も強めで面白かったです。

ひとつ気になるのは、モブユキと2人の姉妹が本当に血が繋がっているのかどうか。
というのも3人の名前が、ノアン(姉)とカノン(妹)に対してモブユキなんてテキトーな名前なので…。
そんなのどうでもいいような気もしますが、義理の姉妹と実の姉妹では受け取り方が変わってきますからね。

 

 

ほしとんで

変人が集う八島大学芸術学部に存在する「俳句ゼミ」の活動を描いた青春コメディ。

強烈な個性を放つクセの強いゼミメンバーたちと、その全てを淡々と受け止める普通(に見えて実は一番の変人かも)な主人公・流星による会話劇。
本人は至って自然体なのに濃い連中から一目置かれる流星を見ていると、異世界モノで転生したチート主人公が無双して注目を浴びるのに似た爽快感を感じます。よく分からん例えですが。

ハイテンションでわめき散らしたり激しいツッコミでどついたりせず、全体的に静かで優しい雰囲気なのにメチャメチャ笑える作品です。
それでいて俳句の勉強にもなるっていうんですから素晴らしい。

普段は萌え漫画を愛読している私が言うのもなんですが、あからさまな美少女が出てこないのもいいですね。美少女ではないですが薺さんは十分以上に可愛いですし。

今月読んだ新規タイトルの中ではダントツで面白かったです。

 

 

さつきちゃん

普通の家庭で生まれ育った、ちょっと普通じゃない女子中学生・さつきちゃんの日常コメディ。

ピカピカの中学1年生とは思えない落ち着いたルックスと語り口のさつきちゃんが、両親や先生を相手に屁理屈こねまくるギャグ漫画です。
爆笑するような内容ではありませんが、下ネタや人を貶すといった過激なネタで笑いを取らない、バカバカしさの中にも知性と品の良さを感じる面白さです。
さつきちゃんが誰に対しても敬語で話すのもそう感じる要因かもしれません。

女子中学生が主役ではありますが、絵柄も含めて萌えとは全く無縁な作品なのでその辺はご注意を。

 

 

夫婦以上、恋人未満。

学校側が勝手に決めた男女のペアが疑似夫婦となり、ひとつ屋根の下で生活を共にするという伝統の学校行事「夫婦実習」に翻弄される高校生たちを描いたラブコメディ。

「夫婦実習」でペアになった、非リア男子・次郎とギャル系女子・星。
正反対ゆえにいがみ合う2人でしたが、実習で好成績を収めればペアを交換できることを知り、お互いの想い人(次郎⇒幼馴染の詩織、星⇒イケメン岬波)とペアになるために協力して仲の良い夫婦を演じることになる…というお話です。(ちなみに詩織とイケメンがペア。)

この作品がどうこうと言うより私側の問題ですが、全体的なノリとか雰囲気が私の好みから微妙にズレていてあまり楽しむことができませんでした。
ラブコメらしい都合の良い設定も本来ならば大好物なんですが、「夫婦実習?そんな制度あるわけないでしょ…イカれた学校だな」と妙に冷めた気持ちで受け取ってしまい、最初から最後まで話に入り込むことができず。
冷めた目で読んでいると、想い人とペアとの間で気持ちが揺れてる各キャラの行動も「お前ら何がしたいの?」とイライラが募ります。

それからこの設定ならば、もう少し存在感を発揮すべきであろうイケメンが半モブ状態なのも気になりました。
今のままだと実質的な三角関係状態で次郎に都合が良すぎるような。

とまぁ、ここまで批判ばかり書いてしまいましたが、完全に私の主観に過ぎません。
あらすじやシチュエーションに惹かれる方は、私のクソみたいな感想に惑わされずに試し読みしてみることをオススメします。

 

 

乙姫ダイバー

大災害により陸の大半が水没した世界を舞台に、女子海洋学校に通う女の子たちの成長を描いた作品。

美麗な絵で描かれた可愛い女の子たちと、美しくも終末感の漂う世界観がステキです。
特に冒頭のカラーページからコインを海に投げ入れ潜るシーンあたりはイラストとしてハイクオリティで惚れ惚れします。
が、漫画として見るとちょっとゴチャゴチャし過ぎだったり、誰が誰だか分かりにくい場面もあったりで、読んでると段々と疲れてきてしまいました。

絵以外のストーリーや女の子同士の会話といった部分に関しては…。
通りすがりのライバルキャラが、無防備な主人公を後ろからカバンで殴り倒す(初対面。主人公は流血)という登場の仕方をした時点で心が離れました。

 

 

 

既存タイトル 新刊

週刊誌で連載している割に刊行ペースが遅いうえに設定が複雑なので、新刊が出るたびに数巻前から読み直さなければアンポンタンな私は話について行けません。

そういった作品は往々にして積読になってしまうものですが、『HUNTER×HUNTER』に関してはその読み直し作業が苦にならないどころか逆に楽しみだったりします。
やはり圧倒的に面白いですね。 

 

 

イジらないで、長瀞さん 3巻

完全に牙が抜けてしまった感のある長瀞さん。
これはこれで可愛いですが、1巻の最初の頃の狂気を帯びた目が懐かしいです。

長瀞フレンズの登場頻度が上がり、ちょっとハーレムっぽい感じになってきました。
先輩のくせに生意気じゃないっすかね。

関連記事:
ずっとドS女子のターン『イジらないで、長瀞さん』1~2巻 感想

 

 

弱キャラ友崎くん -COMIC- 2巻

日南ちゃんの指導の下、着実な成長を見せる陰キャの文也。
2巻の終盤ではリア充共を相手に啖呵を切る熱い展開で、かなりの盛り上がりを見せてくれます。

ところが、さぁこれから面白くなってきそうだぜ…!ってところで急速に話をたたみ始め、あれ?あれ?と戸惑ううちに第1部完。第2部の予定はあるんでしょうか。
どうも打ち切りっぽい幕の降ろし方だったので心配です。

関連記事:
底辺モブ男のリア充一直線『弱キャラ友崎くん -COMIC-』1巻

 

 

世界で一番おっぱいが好き! 2巻

おっぱいを揉まれる一方だったはなが逆襲に転じる第2巻。
はなの圧倒的質量を誇るおっぱい推しだった1巻に比べ、2巻は千秋の控えめなおっぱいがフォーカスされる場面も増えて貧乳派には嬉しい内容でした。

はなの友人である新キャラの桃瀬さんも存在感を発揮し、2組目の乳揉みカップル誕生に期待がかかります。

関連記事:
おっぱい揉まないと力が出ない『世界で一番おっぱいが好き!』1巻 感想

 

 

異世界迷宮でハーレムを 3巻

2巻では圧倒的なエロさを見せつけ、この勢いでハーレム拡張のエロ三昧や!…という期待を見事に裏切る3巻でした。

正直言って読むのが面倒になるくらい、3巻通してほぼ全てが世界観や設定の説明に終始しています。
「ハーレム」を謳っておきながら3巻終了時点で未だにハーレム要員がロクサーヌ1人というのはちょっと…。もう少しテンポを上げていってもらえると嬉しいですね。

関連記事:
そのおっぱいは譲れない『異世界迷宮でハーレムを』1~2巻 感想