萌え漫画中毒隔離病棟

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神vs人類 存亡を賭けたタイマン勝負『終末のワルキューレ』1~2巻 感想

終末のワルキューレ (1~2巻)
徳間書店 ゼノンコミックス
作画:アジチカ  原作:梅村真也  構成:フクイタクミ

神の意志により人類700万年の歴史に終止符が打たれんとする中、人類の存亡を賭けた「神vs人類」のタイマン勝負を描いたバトル漫画です。

 

存続or滅亡

1000年に一度、全世界の神々が一堂に会し開催される「人類存亡会議」にて、地球を汚し過ちを繰り返し続ける人類の「滅亡」が決定されようとしていた。

それに待ったをかけたのは、戦乙女(ワルキューレ)の長姉ブリュンヒルデ
本来ならば議論に口を挟めるような立場ではないブリュンヒルデですが、プライドの高い神々の性格を巧みに利用し、神と人類によるタイマン勝負「神vs人類最終闘争法(ラグナロク)」に持ち込みます。

人が神に勝てるはずがない。
誰もがそう思うなか、人類の存亡を賭けた戦いが始まるのでした。

 

タイマン13番勝負の登場人物

「神vs人類最終闘争法」とは。
神代表の13柱と人類代表の13人が順番に1対1で勝負。
先に7勝を上げた方が勝利で、人類が7敗した時点で「滅亡」が決定、人類が勝利すれば次の1000年の生存が認められるという方式です。

初戦の対戦カードは「北欧神話最強・トールvs三国志最強・呂布奉先」という好カード。それぞれ神話や逸話を織り交ぜながら、のっけからテンションMAXのとんでもない戦いが展開されます。

これだけでもうお腹いっぱいって感じなんですが、1巻の最後では神と人類それぞれの代表、計26人の出場者が判明します。
これが実に興味深いラインナップで、特に人類側は予想もできないような人物ばかりです。

人類代表 13名

始皇帝(紀元前221年に中国統一を成し遂げた最初の皇帝)

レオニダス王(古代ギリシア・スパルタの王。少数で大軍と渡り合う)

ニコラ・テスラ(オーストリア帝国の天才発明家。電流戦争の勝者)

佐々木小次郎(宮本武蔵のライバルである、長刀使いの剣客)

ジャック・ザ・リッパー(19世紀イギリスの連続猟奇殺人犯。劇場型犯罪の元祖)

アダム(旧約聖書に登場する、神によって作られた最初の人間。はっぱ隊)

雷電為右衛門(江戸時代の最強力士。生涯戦績254勝10敗2分 勝率.962)

沖田総司(新選組一番隊組長のイケメン天才剣士。若くして病死)

グレゴリー・ラスプーチン(ロシア帝国の怪僧。巨根の漁色家…らしい)

ミシェル・ノストラダムス(医師にして占星術師。1999年人類滅亡の予言で有名)

呂布奉先(三国志最強の武将。本作では先鋒として雷神トールと死闘を演じる)

シモ・ヘイヘ(フィンランドの凄腕スナイパー。500人以上を射殺)

坂田金時(幼名・金太郎。くまにまたがりおうまのけいこ)

 

日本勢が多い気がするけど面白い人選だな。しかしテスラにラスプーチン、ノストラダムスはどうやって戦うんだ?

テスラは電気、ノストラダムスは予言書で殴る?

ラスプーチンは…チ〇コ?

う、うーん。
まぁこのへんは頭脳対決でもあるんじゃない?

そうかなあ。
神側の代表を見ると、割と脳筋っぽいのばかりだぞ?

 

ちなみに神側は以下の13柱です。

 

神代表 13柱

ゼウス(ギリシア神話の主神。本作では愉快でキレやすいファンキーなクソじじい)

釈迦(仏教の開祖。戦いとは無縁の穏やかなイメージしか無いが…)

ロキ(北欧神話のトリックスター。神の敵である巨人の血をひく)

アポロン(ギリシア神話の太陽神。弓が得意)

ポセイドン(ギリシア神話の海神。ゼウスに次ぐ実力者)

スサノヲノミコト(日本の神話に出てくる暴れん坊の神様)

ヘラクレス(ギリシア神話の半神半人の英雄。12の試練が有名)

トール(北欧神話の雷神。本作では神側の先鋒として、凄まじい強さを見せつける)

毘沙門天(インドにルーツをもつ日本の武神。四天王の一つ)

アヌビス(エジプト神話の冥界の神。犬みたいな顔のやつ)

オーディン(北欧神話の主神。本作では両肩のカラスに代弁してもらうコミュ障)

ベルゼブブ(聖書に登場する大悪魔。世界一イケてるハエ)

シヴァ(ヒンドゥー教の破壊神。本作ではダルそうでチャラそうな兄ちゃん)

 

こっちは超メジャー所ばっかりだな。

サプライズは釈迦くらいかしら。というか彼は神なの?

うーん…普通に考えたら人間側の人材だよなあ。


とまあ、人選や神と人間の実力差など少々の疑問点はありますが、そんなもんはこの作品の熱量で燃やし尽くしてくれます。
初戦のトールvs呂布に続き、2回戦のゼウスvsアダムも激アツで、3回戦に予告されてるポセイドンvs佐々木小次郎も超楽しみ。最後までこのテンションが持つのかどうかだけが心配です。

 

萌えもいいけど、たまには燃えようぜ

普段は女子中高生が主役の萌え漫画を主食としている私としては、致死量を軽く超える漢臭と筋肉祭りの燃え漫画でしたが、非常に楽しく死ねました。
たまにはこういう作品を読むのも良いもんですね。

「だけどやっぱり萌えが無い漫画は読む気しないよう!」という、私以上の萌えジャンキーの方のために、あえて萌え要素を挙げるとしたら戦乙女の存在ですかね。
特に主役格のブリュンヒルデ姉さまは、とっても麗しいですよ。顔芸が激しいのが難点ですが。

そういえば神側にも人類側にも女性がいないですね。
1組ぐらいは女性対決も見てみたかった気もします。