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古川五勢『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』1巻感想 手違いからの同居生活

タイトル:佐伯さんと、ひとつ屋根の下 
著者:漫画 / 古川五勢  原作 / 九曜
出版社:エンターブレイン(ファミ通クリアコミックス)
巻数:1巻(以下続刊)

不動産屋の手違いによるダブルブッキングで、高校生の男女が突如として同棲生活を送ることになるというラブコメディ

 

ひねくれボーイとフランクガール

主人公は、クールというか捻くれてる感じの高校男子・弓月雪嗣
誰に対しても距離を置くように敬語で話し

ワイ、ちょっと訳ありですねん

という雰囲気をやたらと醸し出す、少々イタい感じの男の子です。

そんな弓月くんが2年生になった春、学校から2時間かかる実家を出て独り暮らしを始めようとしますが、引っ越しの当日に借りたはずの部屋を訪れると、そこには先客の女の子が引っ越し作業の真っ最中でした。

女の子は弓月くんの1つ年下で、同じ学校の新入生・佐伯貴理華
アメリカ帰りの帰国子女で頭脳明晰、そしてかなりの美少女です。おまけに海外仕込みのおかげか、やたらとフランク。

この2人がルームシェアをすることになるわけです。

 

出会って5分で同棲

こういう展開だと、さんざんモメた末にお互い渋々同居を決意。最初はいがみ合ったりしながらも一緒に暮らすうちに徐々にイイ関係になっていく……というのが定石なイメージがあります。
ところがこの作品は、意外なことに佐伯さんの方が最初からウェルカム状態で、ルームシェアを提案したのも彼女。

一方の弓月くんも、普段はスカしてるくせにスケベ心には抗えないのか、信じられないくらいアッサリとルームシェアの提案を承諾します。

仮に佐伯さんが超絶ブサイクでも、弓月くんはルームシェアを受け入れたんだろうか。

またゲスなことを…。

逆に弓月くんが壊滅的ブサイクでも佐伯さんはルームシェアを提案したのかどうか。
非常に気になるところです。

気になるといえば2人が借りた部屋について。
どうやら間取りは2LDKのようなんですが、独り暮らしするつもりだった高校生が普通こんな広い部屋を借りるでしょうか?
赤の他人同士が初めて顔を合わせたとは思えない、不自然なほどスムーズに始まったルームシェアといい、もしかしたら2人が同居せざるを得ない状況になったのは偶然ではなく、どちらかの意思もしくは第3者の介入による必然ではないか……なんてのは考え過ぎでしょうか?
それとも、ただのご都合主義ですかね。
(全2巻読了後追記:ただのご都合主義でした)

 

お色気は控えめ

こんな感じで始まった同居生活。
積極的に距離を詰めてくる美少女と健全な男子が同じ部屋に住もうものなら、あっという間にただれた性活が始まり少年誌ではとても描けない展開に…という事態にもなりかねません。

ところが、幸か不幸か弓月くんが拗らせているおかげもあって、そういった展開にはほど遠いご様子。
帯に「ちょっとHな女の子とルームシェア!?」なんて煽ってたのでラッキースケベ満載な内容を期待していたんですが、そういった描写はかなり控えめでした。残念!

 

僕は女の子に優しくできない人間です(キリッ)

過去に付き合ってた女性と、何かしらのトラブルがあったらしい弓月くん。
この過去の事件をことあるごとにチラつかせてるせいで、ラブコメといいながらも若干シリアスというか中二臭い空気が度々流れます。
(全2巻読了後追記:どうってことない、しょうもない事件でした)

この作品を楽しめるかどうかは、クセのある主人公の弓月くんを許容できるかどうかが大きいんじゃないでしょうか。

ちなみに私は、この男はあんまり好きじゃないです。
女の子の敬語キャラは別に何とも思わないんですけど、男だと途端にイラッとするのは何故だろう……。

 

足フェチ的な見どころ

上で「お色気描写は控えめ」と書きましたが、足フェチにとっては少々話が違ってきます。

女の子との同居生活を送る上での特典の1つが、ラフな恰好が拝めること。
心身共にリラックスしたい自宅となれば素足・生脚の確率も必然的に高くなるので、足フェチにとってはたまらない環境と言えるでしょう。

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出典:古川五勢 著『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』1巻(エンターブレイン)

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出典:古川五勢 著『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』1巻(エンターブレイン)

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出典:古川五勢 著『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』1巻(エンターブレイン)

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出典:古川五勢 著『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』2巻(エンターブレイン)

普段は見ることが出来ないという意味では、おっぱいと同等の価値がある足の裏だってご覧の通り。

たとえ同居していても生乳を拝むことは難しい(男女の関係ならともかく)ですが、足裏となればハードルはグッと下がります。
そう考えると足フェチって得ですよね。

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