タイトル:世界で一番おっぱいが好き!
著者:昆布わかめ
出版社:メディアファクトリー(MFCキューンシリーズ)
巻数:1巻(以下続刊)
おっぱいフェチの王子様系女子とパーフェクト美乳女子による、揉みまくりの揉まれまくりなおっぱい百合コメディです。
乳揉みから始まる恋もある?
学園で人気No.1のイケメン女子・市原千秋が好きなもの、それは…おっぱい。
なんでもできる完璧王子と思われている千秋ですが、実際はおっぱい揉んで癒されないと力を発揮できない、へっぽこ王子なのでした。
そんな彼女のおっぱい補給源は、大きさ・形・柔らかさ全てにおいて最高クラスのおっぱいの持ち主・春見はな。
最初は淡々と事務的に胸を揉まれているだけに見えたはなでしたが、好きでもない相手に胸を揉ませるわけも無く…。
千秋とはなの馴れ初めが描かれてないので憶測になりますが、恐らくは千秋のはなに対する一方的な肉欲(おっぱい目当て)から始まったと思われる2人の関係。
それでもおっぱい揉まれてるうちに千秋に惹かれ始めているはなに対し、未だにはなをおっぱいでしか見ていない千秋という、お互いの「好き」の間に横たわるギャップがどのようにして埋まっていくのか。
心の繋がりよりも体の繋がりの方が先行気味な2人が、紆余曲折ありながらも愛を育んでいくであろう今後が気になります。
……などという、お上品な感想はここまで。
せっかく「世界で一番おっぱいが好き!」という、分かりやすく清々しい直球タイトルと、それに違わぬ内容なわけですから、ここは素直に「ミートゥー!」と叫びながら、おっぱいの奔流に身を任せるのが本作の正しい楽しみ方というものでしょう。
予想外の乳首
というわけで肝心要の乳描写・揉み描写に関してですが、最初はブラの上からおっぱいを揉んでいた千秋でしたが、ブラ越しに触れるおっぱいなぞ本来のポテンシャルの20%程度。当然のことながら要求は生乳へとエスカレートしていきます。
そして生乳を揉むとなれば、避けては通れないのが乳首問題です。
どうせ上手いこと手で隠してたり、不思議な光で見えなかったりするんでしょ!
ところがどっこい。
予想を良い意味で裏切る、千秋にも読者にも嬉しい乳首描写ありよ。
マ、マジかよ?
こいつはありがたい!
おっぱいを売りにしておきながら乳首描写が無いなんて、寿司を奢るといいながらシャリだけ食わされるに等しいですからね。
乳首解禁の英断を下した作者さんと出版社には拍手を送りたいです。
おっぱい2人前
もうひとつ、この作品の素晴らしい所を挙げると、百合ということでおっぱいを揉む側にもおっぱいが備わっているということ。単純に2倍の戦力ですからね。
しかも、はなとは対照的な慎ましいおっぱいなので、ボリューム溢れるはなのおっぱいの箸休めとして最適です。
また、はなの圧倒的な乳圧に押されっぱなしな貧乳派の需要にもしっかりと答えてくれます。
こんな感じで最初から最後まで、ひたすらおっぱいがいっぱいな内容でした。
めちゃくちゃエロいわけでも無く、腹がよじれるほど笑えるわけでも無く、心を打たれる百合なわけでもありませんが、その分バランスが取れた多くの人が楽しめる作品だと思います。