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珈琲『のぼる小寺さん』1巻感想 安心してください、はいてません?

タイトル: のぼる小寺さん
著者:珈琲
出版社:講談社(アフタヌーンKC)
巻数:1巻(以下続刊)

ボルダリング部に所属する女子高生・小寺さんと、彼女の頑張る姿に影響を受ける周囲の人たちを描いた青春ストーリー。

 

ゆるくない日常

可愛い小寺さんがひたすら壁を登る様子を眺めるだけ。そんなゆるい日常物を期待していたんですが……。
実際の内容は、何事にも一生懸命な小寺さんに感化された周りの人達の青春模様が中心に描かれた意外と暑苦しい内容で、ちょっと思ってたのと違う感じでした。

特に登場人物の男子率の高さは、まったくもって想定外。
「のぼる小寺さん」というより「のぼる小寺さんを眺める人々」の方が正しいかもしれません。

 

期待からの絶望

私としては野郎共には用がないので、当初の目的の通り小寺さんを愛でることに専念したいと思います。

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出典:珈琲 著『のぼる小寺さん』1巻 / 講談社

ピチピチのスパッツからスラリと伸びる脚が眩しい小寺さん。
脚フェチならずとも健全なる紳士諸兄ならば、この素晴らしき生脚に目を奪われるのは当然のことであり、脚フェチ・足フェチが売りの当ブログとしてはワンランク上の見方を示さねばなりません。

そこで注目したいのがボルダリング用のシューズを履いている小寺さんの足元。
絵を見る限りでは、素足に直接シューズを履いているように見えます。

 

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出典:珈琲 著『のぼる小寺さん』1巻 / 講談社

一部で熱狂的なファンも存在する「素足履き」ってやつですね。
しかし、こういう時に気をつけなければならないのが、素足履きと思わせておいて実はくるぶし丈の短い靴下を履いているという可能性です。
今まで数多の素足履きフェチ達を奈落の底に叩き落としてきた、忌まわしきアイテムの存在がここでも我々を苦しめるわけです。

ボルダリングについて軽く調べてみたところ、シューズは専用の物が存在し、靴下もまた専用のものが売っているようです。
靴下の画像をザッと見てみると長さは全体的に短めで、中にはシューズを履けば素足履きにしか見えないであろう長さの靴下もありました。

ふー、危ない危ない。
またダマされるところだったぜ。

やっぱ安易に素足履きだと信じるのは危険だね。

でも、足裏の感覚が重要な競技だから素足に直接シューズを履く人も少なくない、って情報もあるわよ?

そうなのか?
うーん、小寺さんはいったいどっち派なんだ…?


そんな期待と不安が交錯する中、何気ない1コマにとんでもないものを見つけてしまいます。
体育の授業が終わって着替える小寺さんの足元にご注目ください。

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出典:珈琲 著『のぼる小寺さん』1巻 / 講談社

く、靴下…はいとるがな…。

ボルダリングシューズを履いてるときは分かりませんでしたが、上履きを履いたことによってハッキリと靴下の存在が確認できます。

普段の制服姿の時は黒のハイソックスを履いているので、ボルダリングや体育など運動する時には靴下を履き替えるということなのでしょうか。
靴下を履き替える小寺さんを想像すると、それはそれで胸が熱くなる光景ですが、今はそれどころではありません。

もちろんこのシーンはあくまで体育の授業なのでボルダリングの時にも靴下を履いていると決まったわけではありませんが、素足履きである可能性は低くなってしまったと言わざるを得ません。

 

鮮やかな逆転劇

というわけで、小寺さん素足履き説を半ば諦めかけた私でしたが、またしてもとんでもないものを見つけてしまいます。
小寺さんが練習の合間にボルダリングシューズを脱いで一息ついてる、このシーンをご覧ください。

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出典:珈琲 著『のぼる小寺さん』1巻 / 講談社

近くに脱いだシューズは転がっているものの、靴下は影も形もありません。
わざわざ靴下だけ他の場所に置いたとも考えづらく、この1コマのおかげで一転して素足履きの可能性が高くなりました。

足元の周辺が下のコマで隠れているので、そこに靴下が置かれてるんじゃないかという心配も無くは無いですが、女子高生の脱ぎたてムレムレ靴下というフェチ要素の塊を、あえて隠すとも思えません。

よくよく見れば最初の方で履いていたシューズと、この時履いていたシューズは明らかにデザインが違い、別物であることに気付きます。
ということは小寺さんは素足に直接シューズを履くがゆえに匂いが気になり、こまめに洗うために2足持っているということも考えられるのです。

これらを踏まえて現時点での結論としては、小寺さんは素足履き派と考えてもいいんじゃないでしょうか。
できればオフィシャルでこんな感じで素足履き認定してくれれば言うことないんですけどね。
素足履きフェチにとって一番恐ろしいのは、靴下の存在よりも「作者はそこまで意識して描いてない」という現実ですから…。

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