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まことじ『宇宙大恋愛』1巻感想 宇宙人と女子高生の同棲生活

タイトル:宇宙大恋愛
著者:まことじ
出版社:エンターブレイン(ファミ通クリアコミックス)
巻数:1巻(以下続刊)

宇宙人の男と家出少女の同棲生活を描いた異文化交流ラブコメディ

 

第三種接近遭遇

主人公の山田三郎は、ドトール星から地球の調査にやってきた宇宙人
運よく職にも就き、会社の同僚を観察して地球人の生態調査も順調に進んでいたある日の帰り道、女子高生の大崎まひろに声を掛けられます。

両親との仲違いが原因で家を飛び出したまひろは、風俗店で働き自活する覚悟でいたものの未成年ということで店側に断られて途方に暮れ、誰でもいいから「今晩泊めてほしい」と声を掛けた相手が三郎でした。

ちょうど女性の生態調査対象を欲していた三郎はスケベ心ゼロ(そもそもそんなものは持ち合わせていない)でまひろを自宅に招き、これをきっかけに宇宙人と女子高生のちょっとズレた同棲生活が始まる……、というお話です。

  

優しい人たち

地球の常識に乏しいがゆえに真面目に奇行に走る三郎と、あくまで調査のための三郎の言動を都合良く解釈して赤面するまひろの、噛み合ってるような噛み合ってないようなやりとりが楽しかったです。

ヒロインのまひろも可愛くて凄く良い娘で、それだけに身体を売って生計を立てようとしていたという非常に不快な設定はどうにかならんかったのかと思わなくもないですが、登場人物がみんな良い人達ばかりなのが救いでした。
おかげでまひろがゲス野郎の毒牙にかかることもなく、重い雰囲気にならずに気楽に読める作品に仕上がってます。

まひろが学校に復帰して以降は愉快な級友たちを交えて女子高生の学園日常モノとしても楽しめる上に、おまけとして44ページの描き下ろしもあり、大変満足な1冊でありました。