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古屋兎丸『女子高生に殺されたい』1巻感想 高校教師の歪んだ性癖

タイトル:女子高生に殺されたい
著者:古屋兎丸
出版社:新潮社(バンチコミックス)
巻数:1巻(以下続刊)

「女子高生に殺されたい」という願望を持つ高校教師が「理想的な殺され方」の実現に向けて邁進する様を描いた、タイトルそのまんまな作品です。

 

変態メガネの計画

主人公は、自分が殺されることに性的興奮を覚える「オートアサシノフィリア」という、特殊な性的嗜好の持主である東山春人
自分の理想である「可愛い女子高生に殺される」という目的のためだけに高校教師になったという、ネガティブな方向にアクティブな男です。

普段は優しい先生で、生徒からの評判も上々なスタイリッシュ眼鏡・春人が目を付けたのが、可愛いと評判の女生徒・佐々木真帆
真帆に殺されるという欲望を実現するため、春人の綿密な計画が今始まる……というお話です。

 

障害となり得る者

真帆の親友でアスペルガー症候群の眼鏡っ娘・後藤あおいなど、登場人物はそれぞれ色々と問題を抱えていて、それで話が余計に複雑でややこしいことになりそうなのが楽しみなところです。
ヒロインの真帆もただの可愛い女子高生では無く、結構な闇を飼っていることが春人を惹きつける要因なのかもしれません。

そんな中で異彩を放つのが、真帆に惚れている普通の男子高生・川原雪夫
チャラそうな見た目の割には純粋に真帆のことを想う良いヤツで、明るいキャラクターでこの作品の救いとなりそうな存在です。

ただ、個人的にはこんなしょうもない男に緻密に練られた計画が壊されるのは堪ったものではございません。
なんというか、一生懸命にドミノを並べてる現場を、ガサツな男がウロウロしてるような感じがして、なんだかソワソワしてしまいます。


とはいえ春人の計画が無事に完遂されても、それはそれで真帆が殺人犯になってしまうのが心苦しいところです。
すでに子供の頃に両親を○○してる予感がしないでもありませんが、やはり可愛い娘には幸せになってほしいですからね。最終的には春人と真帆がくっついてハッピーエンドとなってほしいもんです。
雪夫は……どうでもいいや。