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椿いづみ『月刊少女野崎くん』1~3巻感想 瀬尾結月の素足履きに注目する

タイトル:月刊少女野崎くん
著者:椿いづみ
出版社:スクウェア・エニックス(ガンガンコミックスONLINE)
巻数:1~3巻(以下続刊) 

プロの少女漫画家である高校生(男)と、彼に恋する女子高生を中心に、濃いキャラクター達の学園生活を描いたコメディ4コマです。

 

無骨な彼は少女漫画家

無愛想で無表情な男子高校生・野崎梅太郎のもうひとつの顔、それは無骨な外見からは想像できない、ベタベタな少女漫画を描くプロの漫画家「夢野咲子」だった。
そんな野崎くんに想いを寄せる女子高生・佐倉千代はある日の放課後、勇気を絞って告白します。
これで晴れて恋人同士…かと思いきや、鈍感な野崎くんには上手く伝わっておらず、気が付けば漫画のアシスタントになっていた千代ちゃん。

これを期にアシスタント仲間など色々な人たちに出会うわけですが、皆強烈な個性を持つ人物ばかりです。
登場キャラの男女比としては若干男キャラの方が多い印象ですが好感が持てるキャラばかりなので、私のような男キャラに厳しい人間でも許容できるんじゃないかと。
女の子たちは文句無く可愛いので、男女を問わずオススメできる作品です。

 

紳士としての見解

そんな愉快な仲間たちのやりとりが楽しくて私も大好きな作品なんですが、ひとつだけ不満な要素がありまして。
それは「学園の王子様」こと鹿島君(女)と、野崎くんのアシスタントの堀先輩(男)の演劇部コンビです。

キャラ単体で見ればどちらも嫌いではないんですが、堀先輩の鹿島君に対する容赦の無いツッコミが、もはやツッコミというより暴力の域で、見るたびにちょっとイヤな気分になってたんですよね。

ギャグ漫画にマジレスwww
真面目かよwwwww

と言われてしまいそうですが、いくらギャグとはいえ女の子に対する暴力は見ていて気分の良いものではありません。
堀先輩が普段は良識のある人間だけに、余計にそう思ってしまいました。

しかしそれも2巻まで。
3巻になると一度もそういったシーンが出てきませんでした。
世間的にも評判が悪かったのか、それとも堀先輩に心境の変化があったのか、はたまた偶然なのかは分かりませんが、おかげで気分よく読むことができました。

 

最重要ポイント

そして3巻といえば、第23話の扉絵について触れないわけにはいきません。
千代ちゃんの親友である「声楽部のローレライ」こと瀬尾結月が、制服姿で海(川?)をバックに仁王立ちしているという絵です。 

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出典:椿いづみ 著『月刊少女野崎くん』3巻(スクウェア・エニックス)

普通の絵に見えるけど…。
これが何か?

多くの人にとっては取り立てて特徴の無い絵ですが、足フェチにとっては注目すべきポイントがあります。
それはスラリと伸びた脚のその先、ローファーの素足履きです。

この子は1巻からローファーに限らず、どの靴でも常に素足で履いているように見えたので、ずっと目を付けてたんですよね。
「制服×素足履き」だなんて、その組み合わせだけでも胸が熱くなりますが、さらに想像を膨らませれば下駄箱で靴を履き替えるという日常の何気ない1コマが、とんでもないエロイベントに変わることに気付きます。

ただ、こういう時に気をつけないといけないのが、この世で最も忌むべきアイテムの1つであるスニーカーソックス(くるぶし丈の靴下)の存在です。
素足履きだと信じていた女の子が靴を脱いだ瞬間、その足にスニーカーソックスなんぞが装着されていたら目も当てられません。

そしてなにより、ファッション感覚で素足履きに見えるようにスニーカーソックスを着用した、見られることが前提の「擬似的な素足履き」と、本当に靴下を履いて無くてエロい目で見られていることにも気付いてない「天然の素足履き」では、たとえ見た目が同じでも価値が全く違ってくるのです。

そういった意味では、オシャレに無頓着そうな結月に前者は考えづらく、冬服を着ていることから「靴下は暑苦しい、でも素足履きはイヤ」という理由でスニーカーソックスを履いている可能性もありません。
ということで、結月は「本物の素足履き愛好家」と見て間違いないでしょう。

※追記:4巻にて結月の素足履きが公式設定として発表されました!

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出典:椿いづみ 著『月刊少女野崎くん』4巻(スクウェア・エニックス)

巻末にオマケとして掲載されていたキャラクター紹介の中で、ハッキリと「靴下は履かず裸足」と書かれています。これは素晴らしい。
 

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出典:椿いづみ 著『月刊少女野崎くん』2巻(スクウェア・エニックス)

こちらは2巻の第14話の扉絵です。
バスケットシューズもやっぱり素足履き。当然おもいっきり汗をかくわけで…。

うーん、じつに臭そうだ。